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12月24日(土) 朋遠方より来る有り その2 by ボン

本日はクリスマスイブである。
街にはカップルが溢れるシーズンだ。

が、武道一筋に生きるボンにはそんなことは関係が無い。
今日は上京中のハタ弐段と練習の約束をしているのだった。
そしてその後はハタ弐段の希望で、佐藤聖二先生の巴蜀で名代のマーボー豆腐とエビチリを食う約束(塾生8名と)までしているのだ。

野郎だけでイブを過ごす。
こんな生活から早く抜け出そうと、顔で笑って心で泣きながら決意を新たにしたボンでした。

閑話休題。
昨日の忘年組手ビデオ鑑賞会の後で「どうすっかなー。予定あるんじゃないのかなー」と思案しながらも、
ハタ弐段に「明日の予定はありますか?」と聞いてみた。
すると「特に無くて、巴蜀での飲み会までプラプラしてますよ」との由。
じゃあ問題無いので練習に誘うと、ハタ弐段は満面の笑みでボンの両手を握ってきて「ぜひお願いします」。

この笑顔は以前も見たことがある。合宿の帰りのバスの中で、だ。

Uさんが新装版の嘉道先生著作「拳聖 澤井健一先生」の話題を振ってきたのだが、
昨年夏の太気祭りでカレンバッハ先生ご一行との合同練習会のスナップが数枚新規に載せられている、
との話しだった(後日ボンも前の版を持っているが、新たに購入した)。
その時に
「ガキの頃に澤井先生と太気拳の話を知って、それでこの本買ったんですよ。
それからずっと憧れてて、でも習いにいけなくて。
それが高木先生に教えて貰えるようになって、ついに自分が憧れて買った嘉道先生の本の、隅っこにでも載ってるなんて。
ホントに感無量なんですよ」
と語った笑顔と同じだった。

年輪を経て厚みを増した、真っ直ぐな漢の、真っ直ぐな笑顔はこうなんだろう。
Uさんもハタ弐段も、至誠塾の皆はいい漢揃いだなあ、と嬉しくなる。
やはりこういう良い人・良い縁に恵まれないとやっていけないし、長くは続かないよなあ、と思うのだった。

その後の練習はさておいて、8名で押しかけた巴蜀のマーボー豆腐とエビチリ、そしてカメ出し紹興酒、美味しゅうございました。
佐藤先生、有難うございました。
また来年も宜しくお願い致します。

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12月23日(金) 忘年組手 by ボン

激動の至誠塾の2005年もいよいよ締め、本日は柴又の忘年組手&忘年会です。
14時から開始なので13時前には道場着。お、一番乗りだ。
名簿の一番上に目一杯デカイ字で名前を書き込む。
こいつは縁起がいいぜい。

柔軟体操から立禅を始めていると続々と塾生が到着。
最後には全員禅をやっていても入りきらないほどに膨れ上がる。
毎年見続けて4年目ですが、いつ見ても壮観な眺めです。
お、昨年は上京して忘年組手で暴れて帰ったハタ弐段も来た。
お久し振りです。今年も暴れるんですか?
ああ、そうですね。そうでしょうとも。漢ならそうでなくては。

そうこうしている内に高木先生が登場し、
若干掌打合わせをやってからいよいよ組手開始。


今年は先生は突き指の影響もあり最初に4人だけ(ボンもその内の1人)と組手をやる。
ボンは4名中最後だったが、3名が激しく戦う中で1人だけ先生にキレイにすっ転がされ、
図らずも見事な切られ役を演じてしまったのであった。

デカイのが転がったんで迫力満点だったでしょう、皆さん。わはははは♪

それからは受け組とそれ以外に分かれ、「全員2回ずつはやります」と先生が順番を決めていく。
受け組は続けて3名、それ以外の人同士は1回ずつ、でどんどんとこなす。
毎年観ていて思うのですが、入塾前には経験が無い新しい人でも手が下がらないのは素晴らしいです。
また皆さん、組手練習は殆どしていないにも拘らず、年を追う毎に様になっていく。
根幹を鍛えるのが太気拳の練習とはいえ、これは本当に不思議です。

ボンの経験から言わせて貰うと、静中動中を問わず、太気拳の練習を重ねると安定感が増してくる。
コツを掴めばどうにかなる類のものではなく、その練習をやってなければ形態模写しか出来ない、冷厳極まりないものなのだと思う。
誰も知らない、最も根本的な練習を、いきなりズバッと教えて貰える太気拳に巡り合えたのだから、
これを遣り込まない手はありません。
色んな人の変わりっぷりが全部見られる忘年組手、観ててもやっても楽しくて仕方がありません。

途中幾つかの激しい組手がありました。
中でも激しい組手で有名な双璧、U君とGさんの組手は激しかった。
同じ場に立ったらと思うと、((;゚Д゚))ガクガクブルブル であります。
が、高木先生はその2人を、最初の4人に指名して組手をこなしているのだ。
しかも見ていて高木先生は勿論、相手も「あ、危ない!」と思わせるような激しさを出さずにやっている。

いつか高木先生の様になれるんだろうか?
いや、遣り込んで遣り込んで、「必ずそうなるんだ!」との思いでやらないと、なれる訳がない。
その過程で気弱になってどうするんだ、バカもん!

最後に高木先生が「まだやりたい人は?」と募り、
UさんとU君(合宿の日誌をご参照)の、これまた激しい組手と、
遠路はるばる上京のハタ弐段と日誌ライター連合軍のボン・ハルカゼとの組手で締め、と相成りました。

それから道場の掃除、待望の忘年会であります。
この日の為に高木先生自ら「三日間かけて作った by 高木先生」、至誠塾名物の味噌ダシによる鍋料理と酒で盛り上がる。
ここでは普段の練習であまり話せない人達ともゆっくり話しが出来るので有意義だ。
最近入ったデカイNさん、やっぱりデカイっすね。次の機会にはこの人と組手をやりたいなあ。
あ、忘年会の写真撮るの忘れた。

忘年会終了後は、遅れて参加のI館長の主導で道場に最新鋭のAV機器を接続し、恒例の組手ビデオの上映会を行う。
酔いも手伝ってか、色んな所で歓声、驚き、笑いが飛び交っている。
至誠塾のアイドル珍念さんと里親のTさんの組手は素晴らしかった。

そんなこんなで今年一年の締めくくりも終わりました。
2005年を振り返るとHPのリニューアル、合宿、等等。また私事ですが自身の転職もあり、とにかく激動の年でした。
忙しくなり練習参加頻度は激減しましたが、その中で得た確信は「太気の練習は自分を裏切らない」です。

社会人である以上忙しいのは当たり前。
その中で時間を見つけて少しでも練り上げようという心を忘れずに太気拳に勤しむ限り、
少しずつでも上を目指して登っていける確信が掴めました。
良い師匠と拳友に恵まれた環境があってのこと。
自身の幸運と天の采配に感謝し、来年もやるぞ、との決意を固めて今年最後の柴又を後にしました。

皆さん、良いお年を。来年も宜しくお願い致します。

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12月22日(木) あと1日 by ボン

待ちに待った至誠塾忘年会と忘年組手まであと1日。
久し振りに最初から練習に参加でき、幸先が良い。お、ハルカゼもいるぞ。
普段は柴又がホームグランドの鍼灸師F院長もいる。みんな準備万端だなあ。

今日も組手に向けて掌打合わせと蹴りの受けをやる。
高木先生は「どちらも間合いの感覚が大事です」と何度も説明されている。
また「その感覚は禅と這いで年月掛けて作るんです」とも言われている。
う〜む、間合いの感覚がまだ悪いボン、蹴りの受けは特に苦手なんです。

途中でハルカゼとやるが、さすがは空手出身者。
初動が見えない為、普通の間合いでは避け切れずにバタつく。
明日若し当ったらもすこし間合いを取るか。
付け焼刃ではありますが、他にも蹴りが得意な人はいるので、今日当っておいてよかったです。

最後に高木先生から来年、そして今後の面白い話を聞けました。
詳しくは忘年組手の日誌にて公開予定です。乞うご期待。


「カレンバッチ先生から、クリスマス&新年のご挨拶が届きました!!」

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12月14日(木) 心こそ大切なれ by ボン

本日は仕事が押してしまい、掌打合わせの途中から参加する。
その後は蹴りの受けです。ボンと高木先生の番になり、先生が蹴る為に構える。

怖いです。その場に居ると危険を感じます。

無駄な動きと過剰な間合いでガチガチになるボンを見兼ねて、
「そんなに下がらなくて(怖がらなくて)いいですよ」と高木先生。
順番が終わってから中座して、無駄に下がる弊害を全員に説明する。

とはいえ、実は構えた瞬間に勝負は決まってるのかも知れないんですよね。 by 高木先生

高木先生に相対した場合、少なくともボンは「恐怖ですくむ」のではありません。
いつ、どこから、どう、何が飛び出してくるか分からず、余裕の一切を剥ぎ取られた感覚に陥るんです。
「蹴りの受けなんだから蹴りに決まってるだろ?」と言うかも知れませんが、それは違います。
構えた瞬間から先生の支配する空間の中でしか動けない、まるで釈尊の掌の上の孫悟空です。

蹴りの受けという限定された空間ですらそうなのだから、練習後に軽いながらも組手となると尚更。
しかも自分の意思で動いている訳ではないので、散々追い回された分丸々息が上がってしまう。
最後には打たれそうになって抱えた頭が下がって終わり、となりました。

お、至誠塾のチョコボールことMさんも先生に打たれてる。でも嬉しそうだ。
「いやあ、何で打たれて嬉しいんでしょうねえ?」と以前言っていたのをボンは知っている。
次元の違う相手を「次元が違う」と悟れ、素直に感動できる心が肝要なんでしょう。

上位者に瞬時に剥ぎ取られる余裕など、本当の余裕、技ではないのでしょう。
心こそ大切なれ。己が心を立禅と這いで高めていくしかありません。

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12月10日(土) 二週目の柴又 by ボン

高木先生は本年最後の指導(&忘年会)の為に大阪へ。
宴会向けの逸材が揃う大阪支部だけに、さぞかし盛り上がるだろうなー、楽しそうだなー、などと思いつつ、
参段の先輩による指導日の柴又へ。

今日は黒帯会会長のYさんによる指導だ。
普段参段の先輩方は基本を主にやる事が多いのだが、
「今日は掌打合わせと蹴りの受けを中心にやります」とYさん。

今日は並び方のせいもあり、全く間が開かないので息があがる。
む、何名か汗まみれになっている人までいるぞ。こんな体育会系な練習は久し振りだ。

高木先生は
「同じ受けでも、必死になってやる人と余裕でやっている人がいます。できるだけ余裕を持って受けて下さい」と指導されている。
もっと柔らかく受けないと、組手では消耗して駄目になります。
自戒自戒。

それはそうと、先週の日誌で紹介した至誠塾Tシャツ。
ボンが大阪のキューピーさんに「こんなんできましたぜ、へへへ♪」とメールした所、
キューピーさんよりメールが入り、何と高木先生に40枚も作成依頼があったとの由。

恐るべし、大阪支部の団結力!

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12月03日(土) 至誠塾Tシャツ by ボン

閑話休題。
今日の練習で、高木先生が「至誠塾Tシャツ、作ったんですよ」とお披露目されました。
「登り行く龍から気が出てて、私は大好きなんですよ」と至極ご満悦。私も同感っす。いい感じでしょ?

   

先生がご自分用に作ったのですが、「私も欲しい!」という塾生が居ればまとめて作るのは問題ないそうです。
てな訳で有志の貴兄、管理人一同を練習場所で見かけたら声掛けて下さい。
管理人一同はもうやる気満々です。

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12月03日(土) 蹴りの受け by ボン

今日の練習のお題は忘年組手に向けた蹴りの受け。
その前に先生が至誠塾内では「蹴り」といえばこの人、Gさんを指名して模範を見せる。

多くは語りませんが、この写真に全てが出ていると思います。
素晴らしいと思いませんか?
自分でも日誌連載以来の快心のショットだと思います。

自分が探手をする際、この姿に少しでも似ているんだろうか?
いや、そんなに練れている訳が無い。
だからといって手先や足先の位置を写真で研究し、
寸分違わずに再現した所で、それは単なる形に過ぎない。
ハルカゼの言う通り、
「言葉にした(情報化)瞬間にこぼれ落ちるものがある」のだ。
練習あるのみ、です。

 

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12月01日(木) 荒行 by ハルカゼ

今日は目録昇段者が二名。MさんとHさんの二人だ。
稽古前に先生によるお二人の紹介と、それぞれの口から昇段に際しての所信表明があった。
なにしろ、続けて、自分の身体と頭を使って習得する。当たり前だがそれ以外、上達の道は無い。なにしろ、お二方、おめでとうございます。
稽古では年末の忘年組手に向けた練習を主体に進んだ。
普段は相対練習は練習後半の掌打合わせと推手、それからときどきある組手くらいだが、
毎年この季節になると相対練習の比率が増える。今日も掌打合わせと蹴りの受けがメイン。

稽古終了後、たまにしか来ないKさんを先生が誘って飲みに行くことに。
このKさん、学生時代に空手を稽古しており、体力の全盛時には両手で硬貨を捻じ曲げたとか!
当然、そこに行き着くまでには相当な鍛錬を積んでおり、四十代になった今も要塞のごとき体躯を誇る。
で、話題はKさんが二十代のころにはある有名武術家と飲み屋で行きがかり上、一手交えたと言うエピソードに。
にこにこ聞いていた先生が口を挟む。
「普通、あの師範と一手交えるなんて、普通人はびびっちゃって出来ないだろ?
でも、勝ったとか負けたとかじゃなくてその場で出来たのは、"気"で負けていなかったからだよ!」
「Kさんが"気"で負けなかったってのはなぜか?荒行を積んでいたからなんだよ。
何のために荒行やるの?なんて言っているようじゃ、その時点で駄目なんだよ」
普段、やさしい先生が鋭い目つきになって熱く語る。
さらに返す刀で「ハルカゼさんもね、根底ではKさんと全く同じ物を持っているけど、
最近、やけに丸くなって、武道的には堕落しているのかもね」とばっさり。

先生がこんなことを言うのは初めてだ。
考えてみれば、ここ数ヶ月は私事が色々と重なった上に、膝の怪我や会社での異動により稽古出席率が落ちてしまった。
でも、先生はそんなことを云々しているのではないと思う。
自分では自覚が無いが、拳法にかける意気込みやエネルギーが落ちた、と見て取られたのだと思う。
他人から見られている自分こそが客観的な自分だ。
なにも、出席率だけが稽古ではない。そして、なにも立禅組んで太気の格好をすれば太気拳なのではない。
太気至誠、すなわち迸り出るエネルギーと純粋無雑な思い、それが拳に表現されて初めて太気拳と言えるのだろう。
澤井健一先生が体現していたであろう、人間力を目指さねばならない。
そんな基本中の基本を最近の俺は忘れていたのではないか。
人間、ちまちまとエネルギーの計算しながら物事に取り組んでいたらなにも仕上げられない。
頭で考えて自分のスケールをセコイものにしてしまう。
拳法はもちろん、仕事にも家庭にもエネルギーを100%投入すればいい。やることが増えたらエネルギーを上げて行けば良いことだ。
一日24時間は変わらないけれど、密度はとことん上げられるはずではないか?
そして、それが人間力を向上させ、太気至誠へつながる第一歩ではないのか・・・。
多くのことを考えさせられた時間だった。よき師匠・道友に恵まれたハルカゼ、三国一の幸せものである。

 
「この気が出た龍は何だ?詳細は次回の日誌で!」

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11月26日(土) パーフェクト・ディフェンス by ボン

今日はみっちりと掌打合わせ。忘年組手も近い為、高木先生の説明にもいや増して熱が入ってくる。

攻めが上手いだけではその内「ガツン!」とやられて大きなケガをして、心まで萎縮してしまいます。
最後までやる組手なんて、一生に一回で良いんです。パーフェクト・ディフェンスが大事なんです。

神宮時代、それ以降も数多の相手を激しい組手で制してきた高木先生が
「防御が大事」と言われるには「澤井先生に続く弟子を育てたい」との想いがあるのだと思います。
弟子を潰したくないとの想い、組手の勝敗で一喜一憂する無意味な修行はさせたくないとの想い、
ではないのだろうか、とボンは勝手に理解しています。

師匠の想いを棒に振るような練習をしてはいけない。
体と心を弛まずに練り、「相手が打てば倍にして返す」といった短絡的な畜生組手はしないように心掛けねば。

アフターでは塾生の質問から先生の組手講座となる。みんな殆ど帰らずに残って聞いている。
勉強になります。でも分かっても出来ないんですよねえ。

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11月23日(水) 基本は素材    by ボン

最近めっきり寒くなってきました。風邪気味の塾生も多いようです ので、皆さんも気をつけて下さい。

今日は掌打合わせと両手推手をやる。ここ2ヶ月ほどやっている掌打 合わせだが、忘年組手が近いこともあり、欠かせない練習だ。
高木 先生は「手先は後からいくらでもできます。だから今は封印して、 先ずは体の中心から動くんです」と強調されている。

そして手の利き。これを大相撲の例を通して説明され「結局はどちら も立禅が大事なんです」との結論に。

料理で言うなら立禅・這いは素材。試力や練り、探手の一人稽古は 下拵えや調味料で、推手や組手等の対人練習は調理法。
新鮮でない 上に最低の素材では、どんなに優れた料理人が最高の調味料を使おう とも、美味い料理など作れやしない。
素材は自分の感性だけを頼り に苦心して探すしかない。要は自分以外頼れるものはないのだ。

他人を頼れないのは辛い。が、裏を返せば他人を頼らずとも自分で 何とかできる、という事に他ならない。他力本願ならぬ自力本願。
なんと楽しいことじゃないか。

アフターではEさんと一頻り推手をやる。その後お互いの勤務先の 話しで盛り上がる。Eさん、色々と大変っすね。

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11月19日(土) 3週目の柴又    by ボン

今月は大阪合宿の為、変則的に第3週目が参段の先輩による柴又指導の日だ。
今日の指導担当はTさんで、先ずは数種類の試力から腕回し練り、そして最近恒例の掌打合わせと片手推手を行う。

その合間に「体重移動で打つ」練習をやる。力むと駄目。
如何に力を入れないで打つか、Tさんよりアドバイスがある。先生との間を学べる先輩の指導、やっぱりいいなあ、うん。

練習後、優しく指導していたTさん、本性を見せて牙を剥き、Yさんと延々10分ほど組手をやる。
この組手が結構激しく、先週「次回組手お願いします」とボンがお願いしていたYさん、疲れてしまい反故になってしまったのだった。
( ´・ω・`)しょぼん

が、2人とも先週も組手をやっており、そこでの反省点を自分なりに課題としてやっているのが傍目からも分かる。
やはりこうでなくては。

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11月16日(水) 試合巧者と達人    by ボン

今日は練習後の高木先生の話に感銘を受けました。

塾生Fさんの質問に端を発し、組手の話題になった。
先生が大学時代に寸止めルールの試合に出ていた時は、色々な策を講じて「審判」に「虚実」を使っていたとの由。

一例として、主審と四方の審判の位置を計算して、相手の顔の横に正拳を入れる技。
これは拳は見えないものの、手の軌道だけは見える審判は「(寸止めルールでは)入ったが相手は反応していない」と
判断して旗を揚げるそうだ。
更にダメ押しで「よし、決まった!」とばかりにガッツポーズを取ると、もう効果抜群だったそうな。

ここは感銘を受けるトコじゃありませんよ、皆さん。

ところが澤井先生は「組手の相手」に「虚実」を使い分けていたのだ。
高木先生曰く「普段はゆっくり動くんですが(虚)、ふっと動いたかと思うと(相手に悟られない虚実の転換点)、
もう目の前にあのハゲ頭があるんですよ(実であり、あとは「キャン!」で終わり)」。

試合なら旗が揚がっても「あれは入ってなかった」と言える。
当事者だけが知る勝敗があるものの、試合の結果で全ては判断されてしまう。
が、相手に「何でか分からないけど、とにかくやられた。完敗だった」と言わしめるのは至難の技であり、技のレベル、
というか人間としての境涯の差を見せ付けた証左だと思います。

私の文章では高木先生の胸の内を表現できてないのは承知しています。
が、この話、少なくともボンの胸のど真ん中に落ちました。
言葉にはできない何かが心に訴えかけ、言い知れない感銘を受けました。

高木先生の澤井先生への恋慕の想いが、これを読んだ人の1人にでも伝わりますように。
願わくは、ボンが感じた何かの少しでも伝わりますように。

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11月12日(土) 教えられないこと    by ボン

高木先生は毎年酉の市で熊手を買っている。
昨年は買ってきた直後に「至誠塾」の札が折れるというアクシデントに見舞われたそうだが、
今年は市でも良い事づくめだったとの由で、高木先生も上機嫌。
最近入塾者も増えているし、来年の至誠塾の見通しも明るそうだ♪

それはさておき、掌打合わせで練習開始。
受け手の動きについて「澤井先生は鷹揚で、相手の攻撃を待ってるみたいな動きでした」と説明がある。

また「相手のとある部分を見れば良いんですが、でも何を『兆し』として感じるか、それは私は教えられません」とも言われていた。

確かに感覚はもう教えようがありません。が、自得が可能な練習方法を、至誠塾生は知っている。
自分の意識と努力次第で澤井先生の感覚を得られるのだ。これをガッツリ遣り込まない手は無い。頑張らねば。

練習の中で「体重移動」の話しになる。
そこで「柴又の飛ばされ要員」ことYさん(受身も取れるのでキレイに飛ぶのだ)が高木先生の発力で飛ばされる。
先生や皆の目線の先には一回転したYさんがいるのであった。
Yさん、お疲れ様でした。今日も最高の仕事っぷりでした(w

 

 

 

 

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11月10日(木) 片手推手その3    by ボン

恒例の片手推手の特訓で能力開発を。
少しでも多くの塾生に「能力開発」の感覚を取って貰いたい為、高木先生は自分と直に手を触れた回数の少ない塾生を優先してご指名。

1人1人にしっかり時間を掛ける為、最近ずっと終了時間が押していた中でも最長、実に30分近くも押したのだった。
練習終了後も更に数名に片手推手を指導されていた。

皆さん、先生との「感覚」と「熱意」をガッツリ持ち帰りましょう。
「能力開発強化月間」の高木先生に指導は熱いですよ。今なら来れば必ず体感できます。

全員終了後、まだ居残っていたボン・I館長・T君に「両手推手やりましょう」と声を掛けて戴く。
そう言えば強化月間の途中から先生と推手してないので、こいつはラッキー。ぜひ、お願いします。

当然ながら、飛ばされ崩されて散々でした。
差が縮まるどころかまた開いているよーであります。

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11月5日(土) 体重移動で打つ    by ボン

今日も掌打合わせと片手推手の練習だ。
その合間に太気拳の根幹である「体重移動」を使った打拳の説明がある。
空手とは違い、引き手を伴わない打ち方なのだが、高木先生の打ち方はバランスが非常にキレイで、力の抜けた感じに見える。

単に形だけ真似して打ってもこうはならないのがミソです。
地道に禅をやらないといけません。

アフターで高木先生から這いについてのアドバイスを戴く。
その通りにやるのはキツイし難しい。
意識が途切れると直ぐ元に戻ってしまう。
が、前回アドバイスを戴いた際に「澤井先生はこんな感じだった」と先生が言われた以上、
キツイからといってなおざりには出来ない。

慣れでやってしまっていた自分を深く反省し、体を焼き直します。

あ、コラ、ハルカゼ。
貴様、何を後ろで先生の話しを聞いてんだ!
抜け目の無いヤツめ。

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11月2日(水) 能力開発    by ボン

今日も恒例の片手推手だ。
今日は初めてこれをやる人が多かった(参加者が多かった)ので、いつもより説明と実技に熱が入る。

「片手推手は『能力開発』なんです。
今までになかった新たな感覚、能力を開発する練習なんです」と、高木先生より説明がある。

ボンは片手推手の練習により、今まで出来たつもりでやっていたことが実は出来ていなかったと、
先日気づかされたので、この言葉が胸に沁みる。

更に先生は「この感覚が出来ると、こうやって攻防が出来るんです」と探手の実演付きで見せてくれる。
合宿後にハルカゼが
「俺がこんなこと言うのは僭越なんだが、高木先生、最近の動きや推手のレベルが更に違ってきてるように感じる」
と言っていましたが、それが実感されます。
探手の時の体、手、足、全て動きが以前より更に軽やかに思えます。

太気拳は打ち方や蹴り方といった枝葉は特に教えないが、幹となる「能力開発」に最高の練習を教えてくれる。
自分の中に揺るぎ無い感覚が芽生えたなら、残りの枝葉は「3ヶ月あればできる(澤井先生 談)」のだから、
何よりも先ず感覚こそが大事になってくる。

先生は推手の際に「どんな形になっても禅を守る」と説明されている。これは形の基本はあるものの、
要は感覚が保てればそれはその人にとって「禅を保っている」という事なんだと、ボンは理解している。
その為にはやはり普段の一人練習での基本、禅、這い、試力を遣り込むしかない。

毎回ボンの結論は同じなんですが、結局これしかないんですね。
よし、やるぞ。

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10月29日(土) 片手推手 その2    by ボン

「冬は先ず体を動かす」との方針により(以下略)。

掌打練習では攻防両方やるのだが、ふと自分の癖に気が付いたので、そこを変えてやってみる。
お、バランスが中々良く感じる。何かちょっと得した気分で幸先が良い。

次は片手推手だ。
合宿の際にも感じたが、
意と力を途切れることなく発揮させるには最高の対人練習だと思う。
高木先生の説明にもかなり熱が入っており、
非常に細かいところまで説明がある。
水曜の先生の説明を思い出し、意識と力を途切れさせないようにする。
どうしても抜けてしまうところが出るので、
中々キレイに出来ないのがもどかしい。

さて、ここからが本番のアフター、今日は試力と這いをやることにした。
片手推手で気づいた「疎かにしていたところ」に重点をおく為、
極力ゆっくりとやる。
やはりゆっくりやるとキツイ。
特に試力はどうしても力むせいで首の後ろが痛くなる。

太気拳を始めて4年ですが、まだまだ練り込み方が足りないと痛感。
とはいえ、新たに課題を持って練習できるのは良いことです。
精進あるのみ、です。

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10月26日(水) 片手推手    by ボン

最近益々寒くなってきており、「冬は先ず体を動かす」との方針により、掌打合わせの変形版からスタート。
高木先生が以前よく口にしていた「30歳を超えたらアキレス腱は切るもの、と思って下さい」の通り、気をつけねば。

この練習は無理に体を動かすことなく暖められるので、練習での怪我の防止にもってこいだ。
更に攻防の感覚も養えるので一石二鳥だ。
自分の課題に注意しながら攻防をこなす。

休憩の後は合宿以来重点的にやっている片手による推手へ。
今日は高木先生に手ずから教えて戴く時間が長く、色々と細かいところまで教えて戴けた。
力の継続、手の向きと位置、全身の同調、などなど。
何気なくやって見過ごしていることが多いと反省しきりでした。

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10月23日(日) 合宿(二日目)    by ハルカゼ

翌日は、自然と目が覚める。いい朝だ。
朝が来て気持ち良く起きられる、
案外こんなことが大切なのだろうと心から思う。

部屋でゆっくり身体を動かしてから外に出る。
さすがに富士山麓、
東京より一ヶ月先に季節が進んでいる感がある。
朝の冷気を体全体で感じながら禅を組むと、
自分が自然と一体となったかのような感覚に包まれる。
なんと贅沢で幸福な時間なのだろう。
そんな充実した禅を組んだ後試力をやって、
先生の試声を合図に我々も試声をやって、朝稽古終了。

 

朝食を摂っていると、参加者中最年長のKさんの奥さんがみえた。奥さんも古参の塾生のおひとり。
おかしかったのは、それまで絶(舌?)好調だったKさん、奥さんがみえるとなぜか急に大人しくなってしまったこと。
反対に奥さんがハイテンション。う〜む。

飯の後、相撲取りよろしく朝寝をしてから帰り支度を整えて、いよいよ最後の稽古。
今回は前述の通りバスではなく、塾生が乗用車で乗り付けているため、渋滞を避けるべく早目の出発なのだ。
稽古は試力を題材にしていわゆる「猫のまんじゅう」のお話し。全身がこれでもか、っていうくらいに繋がった先生の動き。
皆、目を皿にして先生の動きを観察する。この動きを少しでも鮮明にこの目に焼き付けねば、と思わず身を乗り出す。
私にとっては細かな説明はある意味どうでも良い。
こう言えば不遜なようだが、言葉ではなく、
自分が必死で追いかけるための師匠の「拳風」とでも言うべきものが感じ取れるか否かが、大事なのだ。
言葉に囚われると、途端にこぼれ落ちていくものがある。武術は、否、芸事は体現できるか否かが全てだ。
試力から歩法、そして体捌きへと話は進み、あっという間に時間が経つ。

ここで小休止。
休憩の間、某空手流派の全国王者のUさんと二位のこれまたUさん(ええいまぎらわしい!
王者の方は太気はワシより後輩なんでU君で行こう)による蹴りの受けの組稽古が始まった。
UさんとU君は二十年一緒に稽古している間柄だけに
息もぴったり。
U君の鋭い華麗な蹴りをドンピシャのタイミングで受ける。
U君の蹴り、筆者も組手の際に先輩の貫禄見せようと色気を出してきれいに中段に一発食った思い出がある危険なシロモノ。
さすがUさん。先生も感心してUさんの受けについて解説。ん〜、そうだったのか。ふむふむ。

休憩の後は小グループに分かれて
上級者による指導と相成った。
私の班のリーダーは「殿」こと、これまた別のUさん。
ナイスミドルの「殿」の指導は長年稽古された
抜刀術の要素を取り入れた“瞬間”を重視したもの。
向かい合って当たらないギリギリの間合いで
技を出し合う稽古だ。これが面白い!
脚にはチト自信があるハルカゼ、今までは歩法を多用してきたが、今は怪我でしばらくそれも難しい。
無駄な動きを削ぎ落とした組手も身につけないといけないと痛感。人間生きてりゃ怪我もするし、病気もするんです。
それに、年齢の問題だってそのうちに出てきます。五十代になられている「殿」ならではの指導でした。
やや汗ばんだところで、稽古終了の合図。

いやいや、今回も充実の二日間でありました。来年もまた来るぞ。

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10月22日(土) 合宿(一日目)    by ハルカゼ

今年もやってきました。
何がって、合宿でんがな!昨年は通称・夏の太気祭りが開催されたためか、合宿は見合わせ。
そんなわけで二年ぶりの富士山麓と相成った。一昨年と違って参加者が自家用車に分乗しての往復となる。

府中ICから乗り込んだハルカゼ一家&ボン、新宿から高速に乗った皆とタイミングが合わず、宿舎で合流。
なんとか練習開始には間に合ったのであった。

各自、着替えてから集合。稽古は山での立禅から始まった。
例年の事ながら、とにかくこれが気持ちいい!足裏から手のひらから、いやすべての皮膚から山の清冽な気が入ってくる感じだ。
実は筆者、ひょんなことから膝を痛めてしまい、ここ一ヶ月ほどは養生に当てており、
キチンと立禅が出来るようになったのはこの一週間ほどなのだ。
それまでは椅子に座っての站椿で代用していたが、やはり、地に足をつけての立禅はいい。
数十分、存分に禅を組んで、揺りを行って集合。合宿の最大の難関(?)である独立椿(片足禅)だ。
片足三分ずつだが、簡単というなかれ。この独立椿、やってみれば分かるが単なる片足立ちにはあらず。
それなりに要求を満たして行うとかなりの負荷がかかる。ましてごろごろと石が転る樹海ではその難度、推して知るべし。
何を隠そう、今回の合宿では、片足禅のつらさを筆者自身が身をもって知ることになったのだ。
療養中も稽古していたとはいえ、仕事の忙しさも手伝って、所詮はけが人の美容体操、脚力の低下は隠しがたい。
脂汗を流して、最後は忌み嫌っていた“単なる片足立ち”になってしまう。
でもまあ、言ってみりゃリハビリなんだから三分間足を上げていただけで合格。
あ〜、俺って自分に甘いな〜。その後、試声をやって昼の部、終了。

稽古の後はお楽しみのバーベキュー。作る過程もバーベキューの楽しみ。
なかなか薪や木炭に火が点かないのもお約束。
必死に扇いで気合で火を起こす。
至誠塾一番の火起こし名人は、高木先生。
子供のころはお風呂の火起こし当番だったとの事で、
塾生から団扇を取り上げると、見事な団扇捌き。
たちまちマキが赤々と燃え始める。
それより何より、毎回先生に火を起こさせる我々、
困ったものです。

 

 


火起こし奉行が高木先生なら、火が点いた後は焼きそば奉行ことWさんのワンマンショーだ。
このWさん、学生時代には、テキヤや海の家などで焼きそばを焼く腕貸しバイトに励んでいたそうで、今年も見事なヘラ捌きを披露。
人呼んで焼きそば試力。今年もまた、美味しゅうございました。

昼飯後、一休みして腹もこなれたら、いよいよ午後の部開始。
身体をほぐしたら全体を三班に分けて掌打合わせの懸かり稽古。一つの班が元立ちになり、残り二班のメンバーが次々に元立ちに懸かっていく。
元立ちは毎回新しい相手が次々に懸かってくるので、気を抜けない。
筆者は一番疲労が溜まってくる三班目。
対人稽古は一ヶ月ぶりだが、結構まともに動ける。
一・二班に懸かっている時の待ち時間にじっくり各人のくせを観察していたのが良かった。
膝の怪我もあり、注意深くなっているかも知れない。そうこうするうちに懸かり稽古終了。
たっぷり汗を流してメンバーの殆どは大汗をかいている。
 

小休止の後は「今回は推手に時間をとります」とのことで、まずは片手推手で基本的な力の出し方について掘り下げる。
推手の基本中の基本を、いわば楷書の形で徹底的に見直していく。
普段、なかなかここまで推手の各要素について見直すのは難しい。
相手がいることで、自分の力の出し方が正しいか否か客観的に検証できる。
もっとも、これとて出来ているとして自分を適当に誤魔化したり、単に相手の動きを妨げたりしていたら、
筋力運動として以外には何の意味も無いものになってしまう。四苦八苦しながらなんとかこなして、いつもの双推手で締め。

稽古後はゆったり風呂に浸かって疲れを癒して、夕飯、
そして宴会だ。乾杯!まずは一日目、怪我も無く練習終了できたことに感謝です。
あちこちに小グループが出来るが、先生が拳法に関する話を始めると、みんな耳ダンボで聞き入る。
そうすると、先生、照れて話しやめてしまう。
んでもって、いつしか、小グループ形成⇒先生興が乗って動き始める⇒みんなダンボ⇒先生話しやめる、
の4サイクル運動が出来上がる。
そして、なぜだかそのうち一人抜け二人抜けして、何となく一時ごろにはお開きとなるのであった。

明日もまた、頑張るぞ!!

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10月15日(土) 猫のまんじゅう その2    by ボン

皆さん、知ってましたか?「猫のまんじゅう」は手にもあるんです。

これも詳細は書けませんが、触りだけ。高木先生曰く「猫のまんじゅうは実は手にもあります。
推手の時も『猫のまんじゅう』を使って対処するんです」だそうです。

「皆さん、分かりますか?こうやってですね…」と、高木先生は何人もの手を取り、その感覚を塾生に伝えようとしている。
お、練習参加は今日が最後のブラジル福島支部長にも手を取って教えている。

福島支部長、ブラジルに戻ったらお弟子さんにガッツリお伝え下さい。

練習が終わってからOさんが「推手、お願いしてもいいですか?」 ええ、私で宜しければ。
途中から獣医のYさんも加わる。ところがボンの話しは推手の途中からいつも脱線して取り止めがなくなる。
そして最後は必ず「禅と這い、試力なんです」で締める。

最後の件は多分に師匠の影響を受けているのだが、
飛び抜けた身法を見せられない以上、受け売りの域を出られないもどかしさを感じる。

が、OさんとYさんは真面目に最後まで聞いてくれている。
お、途中から別のOさんも加わっている。

皆さん、太気を求める姿勢が真摯です。
仮にも先輩である以上はそれに恥じぬよう、更に精進致します。

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10月12日(水) 勿体無かった練習    by ボン

今日は寒いので先に動きの入った練習から始める。
肩の痛みのせいで最近動きのある練習はずっと見学していたが、痛みも消えたので今日からはこれも参加。

やってみると、以前高木先生に指摘された自分の組手の課題解消に非常に有効な練習だと分かる。
今までの見学が「勿体無かったなー」と思う。
よーし、今日からみっちりやるぞ!

とはいえ、簡単に問題が解決される訳ではありません。
人によって手の強さも違えば間合いの感覚も違う。
十人十色であり、絶対的に正しいやり方は有り得ない。
よって基礎練習で内功を練りながら数をこなし、自分で掴むしかない。

この練習と「猫のまんじゅう」の話し、もう少し続いて欲しいです。

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10月8日(土) 二週目の柴又    by ボン

今日は参段の先輩の指導日。担当はUさん。
「合宿も近いので対人練習をやります」とのこと。先ずは各自の歩法、次に相手を付けての練習となる。

当たり前だが、相手がいると格段に難しい。
足が速くともバランスが崩れては相手に付け込まれる。
さりとてバランスだけ保っても遅ければ相手に捕まる。

Uさんは如何に相手の間合いを外すか、実演付きで細かにアドバイスしてくれる。

これが第二週の醍醐味です。
普段やらない事は当然普段と違う動きが要求される為、「慣れ」ではできない。
とはいえ太気拳は身体能力でカバーする類の動きを求めない。
つまり「現時点での生の身法レベル」が試されるのだ。面白いです。

と、ところが!ハルカゼ夫人ことEさん、
ヤキソバ奉行のWさんとの練習で指を脱臼するという緊急事態発生!
急ぎ病院で治療に向かう。
検査の結果、既に骨は嵌っているので後は日にち薬だそうです。
お大事に。

ハルカゼ、家事は手伝え。

その日のWさんは、皆から「女殺し」や「クラッシャー」と言われまくり、反論も出来ず散々でした。
責任を感じてちょっとブルーなWさんでした。

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10月6日(木) スペシャル・トレーニングの話    by ボン

今日は練習の事を書いてなくてすいません。

離れ小島のジェット機教習所で教官をしていたパイロットのAさんが久し振りに参加。
白木屋でスペシャル・トレーニングとなる。
今日はSさんも来ているが、彼はスペトレ初参加だ。

今日も航空業界の楽しい話が盛り沢山。
「宙返りは練習しますか?」とボン。
笑顔で「やりません。何故なら…」とAさん。
分かってて聞いてるのだが、真面目なAさんは極めて真面目に回答する。

その真面目さと焼酎による酔いのせいで、最後のお会計で「足りましたか?私、もっと出さなくて良いんですか?」と気にしている。
ボンが「大丈夫です。足りてますよ」と言っても、「そうですかー。でもやっぱり(最初に戻る)」で10回位このやり取りを繰り返しました。

機長。宙返りはしてませんが、無限ループをやってます。
飲んだらジェット機運転しちゃダメですよ。

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10月3日(月) 足の裏の目    by ボン

今日の練習も土曜と同じく、高木先生の内部感覚のオンパレードだ。
これも詳しくは書けないのだが、触りだけを。

<足の裏の目>
足の裏に目がある感覚が大事。
神宮時代の組手の際、雨上がりのコンディションで「足の裏の目」を使い「猫のまんじゅう」を転がし、滑らない場所を捜して攻めた。
相手は反応できず、バランスを取れずに背中から倒れてしまった。
組手の後で相手は「そんな事、できるんですか?」と驚いた。

高木先生は「いやあ、出来るんですよ。こんなの簡単なんですよ」と、事も無げに話す。

いえ、全然簡単じゃないっす。

これも「結局は立禅と這いなんです。これで全部出来ます」と。
「なあんだ、コツの説明は無しか…」と思うなかれ。地道な練習こそが最高の「コツ」を教えてくれるのだ。
これを省略した先には澤井先生も高木先生もいない。
塾生のひとり言の「勝つ練習と強くなる練習」の差がここにあると思う。

今日は久し振りの登場のFさん、奥入昇段、おめでとうございます。

そしてほぼ1ヶ月遅れで高木先生の誕生日(9月9日)プレゼント贈呈式 by 館長を執り行う。
虚を突かれた先生、喜んでおられました。ご協力戴いた皆さん、有難うございました。

2人のお祝い?に白木屋にてこれまた久し振りのスペシャル・トレーニング。
放送業界と仕手業界の裏話に花が咲いたのでした。

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10月1日(土) 猫のまんじゅう    by ボン

今日の練習は圧巻だった。
とある塾生からの質問、「動く際には足の裏のどこで地面を踏むんでしょうか?」に端を発し、
高木先生の内部感覚のオンパレードだったのだ。

動く、と一口に言ってもどっちに動く際にどこを使うのか?
踊りと違い遠慮無しに相手が動く組手の際はどうすれば?
常に一点しか使わないのか?足の裏だけが重要なのか?

残念ながらここでは具体的な事はお話しできません。が、ヒントだけを。

<猫のまんじゅう>
猫の手足の肉球を澤井先生は「猫のまんじゅう」と呼んでいて、
「人間の足の裏にもある!」と。
「猫のまんじゅうを自在に転がして、前後左右に自在に動くんだよ」と
言われていた。

<結局は禅と這い>
ではどうやって「猫のまんじゅう」の感覚を作るか?これは立禅と這いで丁寧に探るしかない。

拙文では皆さんに高木先生の思いは伝わらないでしょう。
しかし、この日の高木先生は熱く語り、動いて見せてくれた。
太気拳は根本から作り変える芸術なので、そう簡単には分からない。
その1つ1つに旧来の知識で判断して迷うなど、愚の骨頂でしかない。

仏教には「無疑曰信(むぎわっしん。疑い無きを信と曰う)」という言葉があるが、正にそれだと思う。

最近禅の調子と感覚の良さが身に沁みているので、先生の言葉に疑いは持たない。
未熟且つ不肖の弟子ではあれど、師匠が「立禅と這いで培った」と明言する以上、
それを頭から信じてやるっきゃない。目の前に登るべき頂きがあるって楽しいなあ。

踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ!行けば分かるさ! By アントニオ猪木

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