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12月23日(土) 忘年組手−その2    by ハルカゼ

忘年組手終了後、
16:30頃より塾生は大掃除組と宴会準備組とに分かれて、
それぞれの持ち場で仕事に黙々と専念する。

大掃除終了後、Uさん・Y君、そしてハルカゼ一家はもう一仕事、
少年部のクリスマス会が残っている。
まあ、こっちは怪我の心配もないし気楽なんだけど。

子供達と楽しくビンゴ大会をやって、18:30に解散、
そしてガレージで行われている皆の忘年会に合流。まだまだ食べ物は残っていて一安心。
先生のお手製鍋は、忘年組手終了後の何よりの楽しみである。

我々のために先生が取り置いてくださっていたネタに飛びつく。
色々なところで輪が出来て、組手の反省や上級者の指導が行われているが、脇目も振らず、何しろ食べる。

ひとしきり食べた後、何人かの塾生と話す。
なんでも一発目の小生の組手で流れが決まり、激しい試合が続いたという意見が次々に出る。
う〜む・・・、そうでありましたか。まあ、たまには良いではありませんか。

色々な人たちと組手について話をしていて、
高い意識で組手に臨んでいる方が結構多いな、と感じた。
なるほど。昨年と比べてやはりレベルが上がってきていると思ったが、それも当然なのかな。

忘年会の後は、さっさと片付けて再び道場へ。組手ビデオの上映会だ。
自分の動きは勿論、他の塾生の動きを改めて見るのは結構楽しい。

一度観戦してもう一度映像を見直すと、また新たな発見があるのが面白い。
改めて、好試合が多かったな、と感じる。

好試合、とは何も高度な技の応酬があったという意味ではない。
自分の今のレベルを過不足無く表現できる組手をしたかどうか、ということ。
傍目に観て面白いかどうかは別だ。

初級者でも、自分のテーマを持っている人はやはり違う。
ぎこちない動きながらも、意識のカタチが浮かび上がるような組手もある。
上級者が持っていない動きをする人も多い。

真剣に見る人、疲れが出てきて眠る人、様々だであるが、
一つだけ言えるのは皆にとって充実した良い一日だった、ということだ。

今日で今年の稽古は終わり!また来年、元気に顔を合わせましょう。
今年一年間、本当にありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします。

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12月23日(土) 忘年組手    by ボン

今年もやって来ました、忘年組手。
今回はこの為に帰ってきたよーなものなので、しっかりやらねば、と昼過ぎには近くの公園に到着し、練習開始。

ちぇすとー。

ふと気づくと見慣れたバッグパックをベンチに置いて、練り練りし始めた人を発見。
むう、少年部師範のYさんではないですか。でもお互い練習中なので、挨拶は後回しだ。

開始少し前に切り上げてYさんと道場へ。
ボンの参加を知っていた人は普通に挨拶してましたが、知らなかった人は驚いたことでしょう。
特に我らがアイドル珍念さんの反応が面白く、「してやったり」と、これだけで飛行機代は元を取った気分です。

高木先生のアドバイスと若干の練習を行い、忘年組手の開始となりました。
最初に先生が4名(ハルカゼ、院長、奉行、館長)を指名し、休む間もなく次々に組手を行います。

先生の圧力が半端じゃないのは傍目からでも分かり、
実際に組手をしている4名は大きなプレッシャーに感じていたことでしょう。
相手に本性を引き出されると本来の動きが出来なくなり、心身両面が余計にキツイ。
ハルカゼよ、終わった後すげえ息があがってたぞえい。
しかし高木先生と組手すると、必ずこうなるんだよなあ。

と4人の組手を堪能していると、先生マッチメイキングによる塾生同士の組手のトップバッターはいきなりボン。
しかも相手は大先輩のOさん(某フルコン空手で未だに語り継がれる大喰らい伝説の持ち主)。
そして一巡した後の審判を務める先輩によるマッチメイキングでは、これまた厳しい相手のU君。

大変なことになりそうだと思っていると、実際これが大変。
合宿の嘉道先生のご指導以来の課題としていた「本性を出さない」、「良い型を維持する」はどこへやら、
の組手になってしまいました。

( ´・ω・`)しょぼん

また他の日誌にもある通り、今年の忘年組手は確かに従来よりも激しい内容が多かったです。
ですが激しくなっても太気拳の基本中の基本、「手を下げない」を、新しい塾生でも忠実に守る人が多かった事に感服しました。

単に「手を挙げるだけ」と思うなかれ。
組手の中で維持するのは非常に難しい上に、これが出来ると出来ないとでは、相対すると「天と地の差」が出ます。
やってみれば分かります。至誠塾の指針、「パーフェクト・ディフェンス」が確実に根付いている証拠です。
素晴らしい。

ケガ人もなく組手が終わり(が、ボンは打撲と擦り傷で左半身が痛い)、大掃除から恒例の忘年会に突入です。
あ、そういえば今年は最後の集合写真、撮らなかったなー。

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12月23日(土) 忘年組手の感想    by Hさん

月日が流れるのは早いもので、私も入塾して2年が過ぎようとしています。
23日の忘年組手、私にとっては非常に有意義なものとなりました。

といいますのも、50人を超える方の組み手を見学することで、
「各自の太気を使った戦い方」を自分の目で見ることができ、
かつ自らも組み手に参加することで、自分が何ができて、何ができないか、
いうなれば「自分の立っている場所」が再確認できました。

毎年、先生の振舞ってくれる美味しい鍋料理も、楽しみの一つです。
また、その場で色々な方の「太気への思い」も聞くことができ、非常に感銘を受けます。
来年に向けて、またモチベーションを高めることができそうです。
来年もまたよろしくお願いいたします。

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12月23日(土) 忘年組手の感想    by Yさん

忘年組み手への参加は、今年で3回目になります。
忘年会で皆さんの意見が一致していたことですが、高木先生の組み手でその年の組み手が決まってしまいます。
今年の高木先生の組手は、ハルカゼさん、Wさんと段々とエキサイトしていくのがよく分かり、
その後の塾生同士の戦いも、それに引っ張られるような感じで
エキサイトしていたのが印象的でした。

自分の番が回ってくるのをドキドキしながら待っていました。
偶然にも1巡目のトリを務めさせて頂く事になりましたが、
その時は自分ではない何かに、憑き動かされたように積極的に体が動いて、満足いくものでした。
2巡目では、Yさんのご好意により、Uさんに手合わせ頂き、
本当にUんの顔が視界から消える体験をさせて頂き、大変勉強になりました。
(レベルの違いに愕然としましたが)

ただ、自分の力不足のため、前蹴りの際に右足の人差し指を痛めてしまい、
昨日、病院に行ったら、骨折していることが判明しました。
大変残念なのですが、1月、2月は稽古に参加できないと思いますが、
包帯が取れたらすぐに稽古に参加させて頂きたいと思います。

自分自身、非常に有意義で、今後の太気拳との向き合い方を実感した組み手となり、
この機会を設けていただいたことに感謝申し上げます。
また来年もご指導頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。

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12月23日(土) 忘年組手−その1    by ハルカゼ

“一年間の稽古の総決算”とも言える忘年組手の日が、今年もやって来た。

昨日前泊したハルカゼ、栃木からではなく都内での移動だったため疲れも無く体調良好!

柴又の本部道場にて着替え・柔軟体操、そして短時間だがゆったりと禅を組んでいると三々五々に塾生が集まってくる。
先生もみえて揺、そして試声を行って集合。

忘年組手に当たっての先生の説明。
「怪我をしないように」「トドメはささない」「まずはディフェンス」「ヤメがかかっても気を抜かない」など
組手における諸注意の後、4列に分かれて掌打合わせをやって身体と目を慣らす。

いよいよ組手開始!まずは先生の模範組手。ワタクシメが先陣を切らせていただく。

今回の自分自身のテーマは、「気で押す」。
佐藤嘉道先生のご著書『心に響く言の葉』にある剣道範士・大野操一郎先生の上段の心構えを心に置いた。

時間は一分。
とにかく胸を借りるのだから、
打たれることを恐れず積極的に動くつもりで何しろ前へ出ることを心がけた。

とは言え、
先生の気合と圧力に気おされて知らず知らずのうちに下がってしまう。
気が疎になったところに数発、いい横面を頂戴して終了。

つづいて焼きそば奉行のWさん、鍼灸師のFさん、そして当HP管理人の館長がそれぞれ個性がよく表れた組手を披露。

その後、先生によるマッチメークが行われ塾生同士の組手。
これまた各人の性格・体質・嗜好(志向?)がよく表れた好試合がつづく。

小生も空手少年部で一緒に指導するUさん、そして一巡後、至誠塾の武蔵ことO君と組手をする。
Uさんとの組手は先生より「亀田vsランダエタより面白かったよ♪」とお褒め(?)をいただくが、守りを忘れてしまい反省。

そして、O君は武道・格闘技経験が皆無ながら人一倍熱心に稽古しているだけあって、
構えた瞬間のバランス・気迫の充実度が前年と比べて段違い。強い!と素直に感じた。

二巡したところで、最後は家内が空手の実力者U君と組手。
U君がボンに放った3分の1のスピードで蹴ってくれ、
馬場さんのプロレス並の予定調和の中、忘年組手終了。

大過なく終了!このあとはお待ちかねの忘年会&上映会だ!
(その2につづく)

 

 

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12月23日(土) 忘年組手の感想    by Mさん

23日は組手大会、そして忘年会と本当にありがとうございました。
怖くもあり、ワクワクもした、まったく楽しい一日でした。
また今年は太気拳にも入門させて頂きまして、すばらしい年になりました。

先生のおおらかで、しかもコツを得たご指導には、いつも頭が下がります。
また至誠塾は真面目な方々ばかりで、本当に学びやすく、感謝申し上げます。
顔面ありの太気拳を怖いと思って三年間くらい入門のするのをためらっていたのが今ではもったいなかったと後悔しているところです。
最近は立禅をするとすっかり気持ちが落ち着くようになりました。
毎日15分の間しか立ちませんが、それでも以前は苦痛で苦痛で仕方なかったのが今では少し物足りないように感じ始めました。
なんだかゆっくりですが、体が変わって行ってるのかな、そんな気がいたします。
来年もよろしくお願い致します。よいお年をお迎え下さいませ。

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12月23日(土) 忘年組手の感想    by Iさん

昨日の忘年組手、忘年会と大変ありがとうございました。
黒帯の皆さんを含めて、忘年会のときに何人もの人が「今年の忘年組手は例年以上に激しかった・・・。」
と、口を揃えて言われてました。
ライブで太気拳の組手を見るのは初めてでしたが高木先生をはじめ、上級者の皆さんの静かさの中の緊張感、
一瞬の隙を見つけたときのスピード、その威力等々強烈な印象が残りました。

また、日頃穏やかで優しげに見える方たちが、
まるで別人のような激しい組手をされるのを見て、人は見かけによらない、と痛感しました。
昨日の忘年組手では、私は「入門1年以内は組手をやらない」と思いこんでいましたので、
ある意味のん気に先輩方の組手を見ておりました。
ですが、突然指名を受け、また相手を見ると私とほぼ同じような上背で、
いかにも鍛えた体型のNさんでしたので「最初からスゴイ人とやるハメになったな・・・。」
と半ば開き直った感じでした。

忘年会のときに聞くと、極真空手、伝統空手の経験者とのことで、先に知っていたらかなりビビッてしまったかもしれません。
とにかく顔だけは打たれまい、と必死に取組みました。
幸い顔はありませんでしたがきれいなミドルキックと前蹴りを1発づつ喰らいました。
今朝見たら受けたところの1ヶ所がアザになっていました。

2戦目はNさんとの対戦のあとで、少し緊張も解けたためか、相手が良く見えました。
高木先生が常に力説されてるように「とにかく顔は打たれまい」と
忘年組手直前の稽古で教わった手の位置を意識して気をつけたためか、2戦目も幸い顔は打たれず済みました。

忘年会後の組手VTR上映中はNさんの隣で見ていましたが、
その2戦目のVTRを見ながらNさんから「きれいに入っているねえ。」と言われ、少し自信になりました。
私よりはるかに経験があると見受けられる方でしたので、2発クリーンヒットを入れることが出来たことは、正直うれしかったです。
ただ今日指が痛むところを見ると、少し突き指気味かもしれません。

初めての組手体験でしたが、怖さと面白さが同居しているような不思議な感覚です。
もっと稽古を積んで余裕を持って組手に取組めるようにしたいと考えています。
今年は本当にお世話になりました。
来年もまた宜しくお願いいたします。

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12月21日(木) 君は恵まれている!    by ボン

こんにちは。年末を利用して一時帰国していたボンです。

短期間とはいえ、日本に居るなら練習に参加するっきゃない。ということで、
久方振りに日誌を書かせて戴きますので、よろしくお付き合い下さい。

本日は雨の予報で、空港からの道すがらずっと気を揉んでいましたが、蓋を開けると晴れ。
「よっしゃ!」と心でガッツポーズをして立禅。
合計18時間強のフライト(勿論エコノミー)で体がちと重いか?と感じるが、兎に角気合いをいれて禅を組む。

さて、これからが本番。2ヶ月振りの高木先生の指導です。
定歩と活歩での打拳、構えから受け、掌打の練習と、明後日に迫った忘年組手向けの練習をこなしていきます。

久し振りに見る高木先生の動きに合わせ、自分でも活歩の打拳を練習。
ところが「あれ?俺の動きって2ヶ月でここまで鈍くなったのか?」と違和感を感じる。
速い活歩打拳そのものの練習は久し振りでも、練習はサボってなかった。
旅疲れにしては酷いし、なぜだ?

少しして、目で見る高木先生の動きと、感覚的に分かる自分の動きに明らかな差を感じたせいだと分かりました。

日本に居た頃にはほぼ毎回練習に参加して高木先生を見慣れていただけに、
自分もそれなりに動けている錯覚を起こしていたようです。
自分1人しか居ない環境での練習により錯覚が抜け落ち、レベルの違う動きに戸惑ったゆえの違和感でした。

師匠を間近に見られるという恵まれた立場を、今まで当たり前に感じてしまっていたんですね。
カレンバッハ先生の言葉、「君は恵まれている!」。その重さが身にしみた、久方振りの馬場でした。

やっぱり東京の塾生はホントに恵まれてます。
マータイさんならずとも「モッタイナイ」と思います。
ドラえもーん、レンタル代は払うから「どこでもドア」を出してくれい!

その後は先生、館長、加トちゃん、ボンの4名でスペシャル・トレーニングへ。
その席で「今後の至誠塾の展開」につき、高木先生より重大なお話がありました。
近日発表予定ですので、乞うご期待!

と思ったら、日誌書くのが遅くて既にHPに掲載されてました。

Sさん、山形支部の開設、おめでとうございます。

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12月9日(土) ねりねり    by ハルカゼ

前日は気がついたら床に落ちていた。
ホットカーペットのおかげで風邪は引かなかったが、不自然な姿勢で寝たためか、午前二時半に起きる。

殆ど寝ていないがイヤに目が冴えるので、姚先生の映像を見ていた。
そしたら打拳の稽古が始まってしまった。気づいたら朝五時。

碁を打った後の澤井先生方式で、寝ないで朝稽古に突入(『拳聖』を参照)。

ストレッチ、立禅・揺・這・練、そして軽い探手で終了。
朝八時に自宅に帰り朝風呂につかって就寝。
12:30に起床。飯を食って柴又へ。

Tさんの代稽古が始まる。
Tさんの指導は各種の練を行い、特に胴体・肩を柔らかく使うことを主眼にした練習が多い。
歩法をともなう動きを見ていると、最近Tさん変わったな〜と感じることが多い。

合宿にて佐藤先生の指導を受けての気付きから、動きを総点検したとか。
特に従来の足使いを変えて以降、アキレス腱への負荷が減り、楽になったとか。

なるほど。
前より随分と自然な感じです。
自然な足使いで練り練りするTさん。
我々も真似してねりねり。

人によって重点が異なるため、先輩の稽古を真似すると普段見落としている部分を刺激する感じです。
Tさんの稽古もモチロン、その例に漏れず、普段あまり鍛えない部分もたっぷり刺激してくれます。

不規則睡眠も手伝って、疲れが出て来ます。
たっぷり動いて前半戦終了。

掌打合わせでは、横面打ちを入れたものを、多めにやって、推手はやや短め。
組手を意識した稽古になってきている感じです。

Tさんの自然な歩幅でのねりねりが忘年組手でお披露目となるか(犠牲者は誰?)、今から楽しみなハルカゼであった。

ねりねりで動かした場所が疲れたハルカゼ、焼肉へと向かったのであった♪

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12月7日(木) ひさびさの馬場    by ハルカゼ

横浜まで用事があり出張となった。
用事は横浜の大黒と本牧にある港湾在庫のチェックであったが、
用事はお昼頃で終わり、関係者と中華街で食事をして解散となったのが14:00。

このまま報告すれば、「じゃあ、戻って来い!」と言われるのがオチ。
ここはサラリーマンの鉄則である、ホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)のホウとレンをカット。

大学時代から通っている新宿の珈琲店で一服してから、高田馬場へ。
19:00前に到着すると、居るのは一番乗りの常連T君だけ。

ゆっくり立禅を組んだ後、試力をやっていたら高木先生が登場。
挨拶をして立ち寄った旨を伝える。

今日の練習も蹴りの受けがメイン。蹴りの受けをやる前に蹴りの練習。
その後、何人かの相手を立てて先生による見本。
その後、次々と相手を変えて相対練習。

蹴り方も人により異なるため、色々な相手と稽古する必要がある。
その際、まずは間合いではずすこと(手に頼り過ぎない)、あわてて反応しないこと、など注意が飛ぶ。

そして受けから返しの練習へ。
ハルカゼは空手出身のため、この受けから返しの動きの合理性をやられる側となって想像してしまう。
そんなわけで、喧嘩では何度か蹴りでKOしているのだが、太気相手の組手では中段以上の蹴りは殆ど出さない。

蹴りに限らず打撃は、完璧な受けが出来なくともヒットポイントを数センチ外せば無駄に落ちてしまう。
それを利用した先生の絶技があるが、これは良い子は真似しないように。

充実した練習のシメは推手。
久々に手を合わせるメンバーも多いが、上達している塾生が多いのでチト驚いた。

で、今回もハルカゼ、先生にギュウギュウ締め上げられたのは言うまでもない(泣

とにもかくにも、久々の馬場、充実した稽古が出来て大満足の一日だった。

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12月2日(土) 全身ガタガタ    by ハルカゼ

眠い目をコスって起きる。
今日は娘の学校で餅つき大会があるのだ。
3時間半しか寝ていない身にはコタエルが、気合入れて出動。

餅つきは毎年子供の時からやっているから自身は満々。
下ごしらえのコネコネとつき始めてからの餅のヒックリ返し役の双方を5臼連続で。
子供達も楽しんでくれたようで○。

しかし、誤算があった。
睡眠不足でそのまま小山から柴又へ運転をして、少年部、そして太気の稽古というのは38歳のワシにはチト堪える。

早目に到着して誰も居ない更衣室で数十分横になる。

少年部が終わり、太気が始まると身体の重さが感じられるようになって来た。
今日も蹴り受けの相対練習。
先生のお相手をさせて頂くと、気合が戻る。

連続攻撃をひたすら受ける、
受けてすぐ返しを入れる、また、蹴りを出す相手の出を取るなどなど、いくつかの動きを繰り返す。

先生に出を取ってから受けられると、身体と呼吸が居つくのが分かり、
太気の熟練者相手に蹴りを出す時は、余程注意をしないといけないと痛感させられた。

防御そのものに圧力を感じさせることが出来れば、不用意に蹴りには行けなくなる。
突きに対してでも同じことが言えようが、これにより相手の選択肢を狭めることとなり、結果、自分の動きに余裕が出来る。

先週も感じたことだが、そこまでになるまでが、自分の場合一つの壁では、と感じた。

その後、推手で先生と当たりゴネゴネにされる。
先生の陣(=人)に此方の手を入れようとすると、手を通して体軸を微妙に崩され力が出ない。

先生、稽古終了後も数名を指名して推手。最後にハルカゼにもお声が。
用意して再度、先生に挑む。先ほど以上にゴネゴネに。
睡眠不足のせいか、息が上がるのが早い。

翌朝、ケツから背中から筋肉痛だらけ。
睡眠不足で激しい運動や重労働を行うと、どうやら全身ガタガタになってしまうようだ。

マジでキツイが、推手の時にそれだけ漏れなく力を伝えているのかな、とノー天気に考えることにした。
・・・ホントかよ。

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11月25日(土) 人生は短い    by ハルカゼ

家内と娘が塾生の一人であるDさんに尺八を習っている。
Dさんはプロの尺八奏者であり、演奏や製作の合間に教えても居る。

太気の稽古で上京した折に月一回、Dさんのお宅にお邪魔して習っているのだが、
この日、娘は宿題である運指が出来なかったそうとのこと。

まごついている娘にDさんが放った一言。
「Aさん(娘)、人生は短いですよ」

Dさんの稽古が終わった後、新宿の珈琲店で落ち合って聞いた話だ。

さて、本題に入ろう。
今日は打拳と蹴り受けの稽古。
先生の指導の後、蹴り受けの相対練習に入る。忘年組手まで一ヶ月を切ったからか、相対練習に力を入れて居られるようだ。

受けに気を取られ過ぎないように、距離感を重視するように、と先生。

道場の長辺を使って、連続蹴りに対して防御する動きを何度となく繰り返す。
後半に入って蹴りの得意なU君と組む。
なるべく引き付けて捌くことを心がけて動く。

先生が「良いですね〜」と褒めて下さった瞬間、浅くだが蹴りが入る。
引き付けたとは言っても、蹴ってくると分かっていて当てられては、話にならない。
「当てさせた」のと当てられる、のとでは意味が違う。

結果は似ていても、その後の対応や展開が両者では“天と地の差”となろう。
受け、ということに気を取られ、距離感を誤ると当てられてしまう。

ハルカゼも気がついたら38歳。太気歴6年半。
まごまごしては居られない。人生は短い。

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11月23日(木) 元気もらいました    by ハルカゼ

久しぶりに十数時間の睡眠をとったが、足元がふらつく。だが、今日は少年部の演武会。
休むことは有り得ない。

先日、日誌に「先生に推手で絞められ発熱」と書いたが、
その疲労感を持ち越してしまい風邪を引き、下痢・筋肉痛・悪寒・・・が止まらないため、
昨日は早出して数十分で最低限の仕事をして休業。

電車の中でもひたすら眠り続ける。
上野から京成線に乗って青砥で下車。まよわずタクシーをつかまえて総合スポーツセンターへ。

少年部師範のU氏・Y氏と合流して準備に取り掛かる。
ほどなく、数名の塾生が手伝いに来てくれる。
いつもながら、これには感謝!

高木塾長、U師範の挨拶で幕開け。
「今回のテーマは全力を出し切る、です。手を抜かず大きい気合を入れて頑張ってください」
との塾長コメントにもかかわらず、
師範席に座ったハルカゼ、あれだけ寝たにもかかわらず、何しろ眠い。

滞りなくプログラムが進む。
基本・型が終了し、師範演武でU師範の迫力の型演武、雲手(ウンス)。
会場は静まり返り、間をおいて拍手。
気合をもらったからか、ハルカゼもここから辺りから少し気力が湧いて来た。

休憩の後、試割り。
下は幼稚園の年少さんから、上はご父兄まで、そ
れぞれに持てる力を出し切ってくれた。
持ち手をやっている内に、板に気力をぶつけて来る少年部塾生の気力がこちらにガンガン伝わり、元気がますますこみ上げて来る。

そして、お待ちかねの組手試合。
小学校低学年の部・高学年の部・中高生の部に分かれて技を競う。

面と拳サポを装着してクリーンヒットを取る三本勝負。
組手にはそれぞれの性格が出て、見ていて面白い。

普段、おとなしい女の子が大きい上級生から逃げずに打ち合ったりと、
負けると大泣きする子が居たりで、なんだかんだ言っても勝負となれば、みんな執念を燃やすらしい。

みんな頑張ったのだが、なんと言っても褒めてあげたいのは、
手足に障害をもったGM君が小学校高学年の部で、見事優勝を飾ったこと。

彼は基本はお世辞にも華麗とは言えないのだが(失礼!)、
上手く前拳を使って落ち着いて攻め込んで勝利をモノにした。

各部とも1〜3位入賞者には賞状とトロフィーが高木先生から手渡される。

これが欲しくてみんな頑張るんだけど、勝負は時の運。
頑張ることで自分の可能性を見つけ育ててやれることの方がずっと大事。
勝っておごらず、負けて卑屈にならずに一生懸命やることが一番です。

家内によると、終了後、前述のGM君のお母さんが
「空手を始めてから、うちの子は身体も丈夫になり、明るくなりました」と言って下さったとのこと。

こんな一言を頂けただけで、今日ここに来た甲斐があったというものだ。

 

記念撮影をして解散後、指導陣と手伝ってくれた塾生数名とともに焼肉へ。
東京に着いた時は風邪で食欲なんて湧かなかったけれど、食欲も湧いてきてガンガン食べる。

いやぁ、病は気からって言うけど本当ですね。
子供達から元気もらってばっちりだぜ。
まあ、最後まで腹はチトゆるいままだったけどな(下品でスマン)。

最後に、頑張ってくれた子供達、観に来てくれたご家族の皆さん、
なかんずく、いつも一緒に稽古に来てくれる「お父さんs」 の皆さま、手伝いに来てくれた塾生の面々・・・、
皆さんどうも有難うございました。

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11月18日(土) 超絶!!    by ハルカゼ

ファミリー塾生・ハルカゼです。
昨夜から大阪支部の女性塾生・Kさんが遊びに来ていて、家内&娘と三人で「栃木秋まつり」へ。
よって本日は単独参加。

高木先生のご指導を受けるのは3週間ぶり。
第一週は私用で欠席、そして先週は先生が月一の大阪支部での指導でご不在。

最初に新入塾生の紹介。
実は少年部を終えて更衣室で談笑していた時に紹介されたのだが、180cm・100キロは優にあろうかという体格。
某大手フルコン空手の有名師範に就いていたこともあるそうで、期待の新人です。

今日の指導は大阪で出た質問を題材に、這についての一考察から始まる。
二通りのやり方を示し、それが実際の動きの中でどのような働きを生むかを示す。

・・・とにかくスゴイ動き。
これは言葉にすると安っぽくなってしまうが、ハルカゼの脳裏に浮かんだ言葉は「超絶」の二文字。
目の前でこんな動きで動かれたら、何が何だか分からんうちにオネンネだな、と感じた。

続いて「たまには突き・蹴りをやりましょう」ということで、その場及び移動での打拳・蹴りの稽古を行う。

「空手やっていた人にはへそで茶が沸く話ですが」との前置きだが、
打拳や蹴りは世間で目にする突き蹴りとは当然ながらやや異なる、太気の身法を使った動きだ。
簡単なようで簡単ではない。

先週に引続き、“いわゆる実技”の多い指導を満喫。

そして、その後の推手ではこれまた一ヶ月ぶり以上に先生と手を合わせて頂く。
張り切って臨んだが、ゴネゴネにされたことは言うまでもない。

余談だが、この日は帰宅後に微熱が出始めて泥のように寝込んでしまった。
翌日、起きて朝稽古は何とかこなしたものの、外出後、異様な眠気に襲われて車を止めて昼寝。
夕方に相撲見て夕寝。
それほどまでに疲れた推手だった。

でも、またお願いします!

もしかして、というか間違いないと確信しているのだが、
先日の合宿で一番進化を遂げたのは高木先生かも知れない
(オレが弱くなったのではない!と信じたい?)

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11月11日(土) 車の両輪    by ハルカゼ

今週は先生ご不在で、後目録以上の上級者による指導。
どうやら順番はTさんだったようだが、姿が見えない。
んで、Uさんが代行。

Uさんの指導は組手への架け橋となる稽古が多い。
まあ、どの稽古も組手へ繋がるのだが、
@ 土台となる部分をやるのか、それとも
A 攻防の技として目に見える動きをやるのか、
という目で分けると、Uさんの指導は後者が多い。

元々太気は、少なくとも至誠塾では土台作りの部分の稽古が多い。
でも、当たり前だが、土台だけでは家は建たない。
しっかりした肉体・精神・感性の土台を作ったら、その上に技術というウワモノを乗っけて、初めて太気の組手が出来る。

まずは基本的な動きから入るが、歩法をつけて行うと難度が増す。
組み稽古になるとさらに難しくなる。相手をつけると自分の得意な動き、不得手な動きが浮き彫りになって来る。

Uさんに空手の指導を受けている娘が出てきて、自分も始める。
おお、結構上手いな。
素直に自我を出さずに、見たまま出来るのが子供の強みかも知れない。

一通りの動きをこなしたら、掌打合わせ・推手・這でしめくくる。

週イチしか仲間との稽古が出来ないとなれば、どうしてもメインとなるのは立禅・這などの一人稽古。
太気の動きの本質を抽出して作られたのがこれらの訓練方法なのだが、本質とは、普遍的であると同時に抽象的なもの。
常に具体的な個々の動きを通して、どれだけ身に付いているか試して行かねば、禅も這も得体の知れぬ抽象論のままになってしまう。

しかし、ひとつひとつの動きを、際限なく追いかけて行ったら、これまた回答のない現象論になってしまう。
車の両輪と同じで、どちらが欠けても拳法は成り立たないものだと痛感した。

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10月30日(月) 壮行推手    by ボン

11月1日(水)に日本を発つボンにとって、これ以降は当面日本で練習出来ません。
開始20分前に到着、合宿での嘉道先生のお話、澤井先生の写真の形に注意せねば、と気合を入れて立禅。

本日も引き続き合宿の話を確認。
やはりここでも人、地(歩法)、蹴りの受けに付いての話しとなり、高木先生の実演が始まる。
これをしっかり焼き付けねば、と集中してじっと見る。
思い返せば入塾当初は高木先生のこの動きのレベルが理解できなかったよなあ、と少ししんみりとしてしまう。

思いっきり端折って推手です。
高木先生のご厚意により、「通常の推手の後で、来ている全員がボンさんと壮行推手をやります」との流れになる。

先生、有難うございます!

パッと見て20名近くも居る!考えただけで酸欠になりそうです!

などと考えていても仕方が無い。
皆さんのご協力に感謝して、1人ずつお相手をお願いする。
入塾メール受付担当のボン、
新しい人でも顔と名前は全員一致しており「ああ、○○さんももう1年半だ。早いよなあ…」などと思い出に耽ったりする。

そんな心の静謐を乱すのは、牙ことNさん。
ボンよりもデカイ(体脂肪は低い)塾内では数少ない人で、重い、重過ぎるよ、Nさん。
あなたには先輩を気分良く送り出そうって、慈悲の心は無いんですか?ボディーガード牙だけに鬼畜なのか?

いや、全力を尽くす事こそが同門への餞。
高木先生も「全力で推して良いですよ。それがボンさんの為ですから」と全員に言われているではないか。
よしっ、とペース配分を考えずにこちらも全力で迎え打つ。

ここで俄然火がついたボン、少し休憩の後はガンガン飛ばして推手。
てかその辺から先輩、後輩でも参加の多い人になっており、楽が出来る由も無い。

いい具合に燃えてきた所で、高木先生との推手となる。
終わってから
「ボンさんが帰る3年後は技の推手になってるかも知れないから、力でやるのはこれが最後、の意気込みでした」と言われるほど、
激しく長い(と言っても5分?)推手でした。

これが赴任前の最後の練習、高木先生、今まで5年間のご指導、有難うございました。
赴任先でも太気拳を伝えられるよう、頑張ります。

また丁寧に挨拶に来て下さった皆さん、有難うございました。
塾生の皆さん、有難うございました。3年後にまたお会いしましょう。

実は年1回は帰任休暇を貰える予定です。
その節はどうぞ宜しく♪

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10月26日(木) 無くて七癖    by ボン

今週は至誠塾創設以来の大イベント「嘉道先生ご参加の秋季合宿」の直後ということで、
嘉道先生のご指導についての感想や分からなかった点を、皆で話し合う場になりました。

数々の珠玉の指導に言及されましたが、その中でも特に高木先生が強調されているのが「人」と「歩法の形(地)」でした。

合宿以来、澤井先生の写真を見ながら部屋の鏡で立禅や這いの形をチェックしていますが、
全然似ても似つかない姿が眼前に現れます。
形を決めようとしても、体が本来あるべきポイントを捉えられていない、
つまり「まだまだ生」な体であると、改めて思い知らされています。

ですが、今回の合宿で自身の「無くて七癖」を認識させて戴けただけでも大進歩です。
認識出来なければ改まらないんですから。地道に精度をあげるべし。

お話の後は、ボンにはあと数回しかない推手です。
高木先生との推手では、この感覚を忘れないように、少しでも学べるように、ガンガン当たっていた所、
ボンの手がガクンと崩れてしまいました。

ガツッ!

と乾いた音がして、先生の打拳がボンの前頭部を直撃。
当たり所が悪ければ打った方が怪我をしますが、そこは先生、キレイに拳の中指部分でヒットしてました。
いやー、道理で痛かった訳です。
あいててて。

「肘が少し痛い」と伺っていたので練習後の推手は遠慮して這っていると、嬉しい事に高木先生からお申し込みが。
では、と有り難く、とクタクタになるまでご指導戴きました。

赴任地には太気拳士は居る由もありませんが、この感覚を忘れないように、一人稽古で磨きをかけようとの思いを新たにしました。

10月26日(木) 特別編
皆さん、「放鬆」の英語訳をご存知でしょうか?

合宿の帰りの車中でマーシャル先生のお弟子さんとで話題になりましたが、先生は「リラックス」と教えておられるとの由。
しかし「単なるリラックスとは違うのは分かっていて、新しい人には都度実演を交えて細かく説明しています。
スウェーデン語にも良い表現はありません」とも言っていました。

ところが、本日の練習で館長が以前高木先生が言われた表現を思い出し、
高木先生も「それだ!」と思い出して納得されていました。

それは何でしょうか?例によってここには書きません(w

先生が練習で何度か言われた事がありますので、覚えている方もいるでしょう。
新たに知りたい方は練習会場にレッツゴーです。

でも館長、著作権は高木先生ですから。

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10月22日(日) 伝説の合宿 二日目    by ボン

前日の興奮の余韻と酒が残る朝6時、恒例の樹海での早朝立禅です。
靄は消えていたものの、うっすらと湿り気が残る、樹海の冷たい空気の中で立禅。
前夜の酒をセーブした甲斐があり禅の感覚は絶好調、嘉道先生の言われる「人」を作りこむよう、意識してじっくりと立つ。

因みに高木先生は、嘉道先生と同じ4時に起き(起こされた?)指導を受けておられ、
2人とも時間を忘れた為に早朝立禅には少し遅れたそうです。

立禅、朝食の後はもう一度嘉道先生のご指導です。
ここでもやはり「人」の重要性、そして「地」の形と歩法のお話をして戴きました。
嘉道先生が強調されていたのは、
「澤井先生の形をよく見て研究しろ。鏡を見て、自分がその形になってるか、細かくチェックするんだ」という点です。

更に構え、歩法の中でも特に注意すべき点を何点かご指導戴き、
また昨日もお話のあった、剣道での「相手を引き出す」という考え方を改めてお話戴く。

指導されるポイントの1つ1つに「ここまで裏づけを持ち、細かく、突き詰めて考えるのか…」と、
その境涯の高さにただ聞き入るばかりです。
話の中で頻出する剣道に関する逸話、大森曹玄師の著作「剣と禅」からの引用等、
理解が及ばない事ばかりですが、視点の次元が全く違っていることだけは分かります。
「聞き逃したくない、見逃したくない」とばかりに、自分の視野がどんどん嘉道先生に集中していきます。

嘉道先生のご指導中に、「ちょっと来て」と最前列で伺っていたボンにお声を掛けて戴き、
手を取ってのご指導、受け手を努めさせて戴く。
うおー、赴任前の最高の体験です、有難うございます!

と喜ぶのも束の間、袋竹刀を使っての練習で、存分に己の未熟さを「引き出され」ます。
早く突いてはないのですが、「じゃあ、次、固めっからな」と言われた直後に固められ、そこにスッと入る竹刀に全く反応出来ません。

更には活歩推手の相手をさせて戴く。
ボンより身長で15CM、体重は30K、年齢では何と25歳も違う嘉道先生に抵抗できずに推されて崩される。
いや、正確に言うと「抵抗できる位置を取らせて貰えない」ように感じました。
良い位置に近づけず、更に力そのものも異様に強く、何度も推し切られました。

他にも打拳、腕の使い方、発力と放鬆の切り替え。
これらを受け手として間近に体験させて戴けました。

我々の世代は澤井先生を見てはいません。
が、高木先生が「澤井先生だよねえ」と言われる嘉道先生を見せて戴き、更にボンは直接手を取って教えて戴けました。
これで60歳迄、いやそこを超えても戦え、更に高みを望める、との武の道を信じられない訳がありません。

また形が似ないと駄目。さりとて形だけ似せても意味が無い。
ここに何を込めるか?
を朧げながらも端緒は掴ませて戴きました。
これは赴任後の自主練の課題にさせて戴きます。
道筋は示して戴いたのですから、あとは自分でやるしかない。

一頻りご指導戴いた後は全員で打拳(攻め側)と歩法(受け側)の練習です。
これは初めてやる練習だけに、「生の体」が出ます。
嘉道先生の言われたポイントに注意して、兎に角丁寧に、を心掛けてやる。

そして嘉道先生と1人ずつ記念撮影、HPトップにある集合写真を撮って締め。
これで合宿の日程は終わりとなりました
(昼食時にとある一大パフォーマンス有り!)。

と思ったら、昼食後も嘉道先生を囲んで輪ができ、
色々なお話を実演付きでして戴きました。
思えば「嘉道先生の輪」がこの合宿中に何度できたことか。
塾生の質問に端を発し、それに懇切丁寧に答えて下さり、
皆が嘉道先生の軽妙にして洒脱な話術とその深さに引かれ、
小さな輪に後から後から人が増えていました。

一期一会のつもりで聞いても忘れていることは多々あるでしょう。
ですが心に重く響いて残ったものも、また多々あります。
それを少しずつ自分の血肉にするべく、1人稽古を重ねて行こうと決意した合宿でした。

嘉道先生、種々のご指導、有難うございました。

素晴らしい合宿を企画して戴き、高木先生、有難うございました。

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10月22日(日) 伝説の富士合宿(二日目)    by ハルカゼ

朝6時、眠い目をこすってなんとか起きる。

昨夜の嘉道先生トークを聞かずに爆睡かましてたチョコボール氏の、
お話したい症候群に付き合ってハルカゼ含む数名が、午前2時過ぎまで話込んでいたのだった。

顔を洗って外に出る。
「眠い」とか思っていても、雄大な大自然の中で行う早朝立禅は別格の気持ち良さ!
人間も生き物、自然の一部なんだと痛感する。
自分の細胞の一つ一つが目を覚まし、喜んでいるのが分かる。

栃木に引越してから森林の中で行う早朝立禅にはまっているハルカゼにとっても、富士の雄大な自然は別格。
あっという間に時が過ぎる。
朝食を摂ったらハルカゼ、小原庄助さんのごとく朝寝を決め込んで午前の稽古に備える。

いよいよ最後の稽古。
昨日同様手の陣についての説明。そして質疑応答の時間に。
「何でも聞いてくれ」と気さくにおっしゃる佐藤先生。

一人二人と質問が飛び出す。
それに対して佐藤先生が丁寧に答えを出して行く。
説明して行くうちに段々と興が乗ってきたのか、動きを示し始める。

巨漢のボンを捕まえて実際の動きを見せる。
圧巻だったのは相手との鍔迫り合いというか、陣形の取り合いの話になった時に、推手の形でボンを押し込んだ場面。

まるで、工事現場のネコ車(一輪の手押し車)でも押すように、小柄な佐藤先生が100キロ級のボンを無造作に運んでしまった。

不肖ハルカゼにも声がかかる。
剣道の懸かり稽古を応用した太気式の懸かり稽古。
渾身の打込みをした積もりだったが、
20本終わった頃には息が上がってしまった。
佐藤先生は、と見ると平然とされている。

蹴りの受けも相手を務めさせて頂く。
脚を痛めて万全ではない為、不細工な蹴りになってしまったが、
受けられただけで次の手が出なくなってしまう。
その死に体になる瞬間、先生が間を詰めてきて、あとは「キャン!」。

・・・とまあ、こんな具合に圧巻の示技の数々を拝見したあと、相対練習を15分ほどやって稽古は終了!
そのまま佐藤先生との記念撮影へ。
家族参加のハルカゼ一家はモチロン、佐藤先生と親子三人の写真を撮らせて頂きました♪これは、家宝です!!

昼食を摂って出発。ゲストのESKO氏をホテルに送って行く。
殆どがレクチャーで終わった今回の合宿は、日本語が分からない彼にとっては大変なものだったと思うが、
真摯な態度で学んでいた姿勢は立派なものだったと思う。

帰り道は大した渋滞もなく、すいすいと新宿に到着。
佐藤先生・高木先生、そしてバスで戻ってきた皆さんの帰りを待つ。
解散式をして車に乗り込む。
ボンと家内に今回の合宿での感動を話しまくる。

熱い二日間が終わった。次週は一週間休み。
この興奮と感動は、一週間かけてゆっくりと冷まして行かないと。

佐藤先生、そして、この合宿のために全精力をつぎ込んで下さった高木先生、本当に本当に有難うございました。

先生方の年齢に達するとき、私も同じような感動を若い人たちに与えてあげられるような武道家になりたいと、
本当に心から思うハルカゼであった。

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10月21日(土) 伝説の合宿 初日    by ボン

既に数名の方からの感想、
更には「至誠塾、そして太気拳の伝説となるに違いない合宿でした」との高木先生のコメントが出た、
嘉道先生ご参加の秋季合宿。

日誌ライターとしての責任感と赴任前の慌しさの矛盾力の狭間でくねるボン。
遂に意を決し、日本刀を研ぐ事にしました(意味はタイキダスをご参照)。

集合場所の新宿に着くと、いきなり高木先生から「ボンさん、嘉道先生です」と紹介して頂く。
緊張のせいで「お、おはようございます!」以外の言葉が整然と出て来ない。
それに比べて殿ことUさん、「おはようございます。Uと申します。
今回の合宿は宜しくお願い致します」と威儀正しいお振舞い。

さすが殿♪
ではなくて、小事が大事。己の心の不出来を猛反省です。

合宿所近くのホテルにてスウェーデンのマーシャル先生のお弟子さんE氏をピックして、さあいざ合宿所へ。
よし、やるぞ!

先ずは樹海内での立禅、片足禅、試声をやる。30分くらい立禅をやっていたと思いますが、
普段の練習場所と比べ、気合の充実度が格段に違います。やはり太気拳は自然の中でやる拳法だと再認識する。

その後は恒例のバーベキュー、その合間には嘉道先生の武道の話題から、抱腹絶倒のエピソードまでをお話戴きました。

さて、いよいよ今回の合宿の目玉、嘉道先生の指導と増田師範代と黒帯会会長の米沢さんが挑む、五段練士試験です。

課題は「これをやれば練度が分かる」と言われる、皆さんご存知の練習です。
が、突然100名近い塾生の前でやれ、となると、それだけで緊張すること請け合い。
しかも見た目の簡単さとは裏腹に、己の全てが出るモノであり、そこに嘉道先生の目が光っている。
隣にいた館長と「すげえ厳しい課題ですね…」と頷き合う。

先ずは米沢さん。
途中で嘉道先生から何度か「じゃあそこで○○を入れて」のように動きの指示が入り、益々内容が厳しくなる。
続いて増田師範代の試験、同様に厳しい課題をこなす。
見ているこちらが思わず身構えるような緊張感の中、試験は終了しました。

そして両名共に合格、晴れの免状授与式となりました。
嘉道先生が免状を読み上げ、文面の意味を語られました。
文面にある「過現未三際」とは、「過去・現在・未来に亘り(修行をする)」との意味だそうです。

増田師範代、米沢さん、五段練士、おめでとうございます!
しかも免状は嘉道先生の直筆。
これは末代までの家宝ですよ。

 

終了を受けてのご講評で嘉道先生は、「『人』が大事なんだ」と繰り返し強調されました。
「人」とは構えた時の「天・人・地」(知らない、という奇特な方は「拳聖・澤井健一先生」を読むべし!)であり、
「人」の位置が疎かであり空虚なら、敵に対する術は無く、それは全て立禅で作られる、とのご指導。

今まで立禅の形(人)を、漠然と「自分の領域、相手との距離間」と理解していました。
それは決して間違いではないものの、嘉道先生の「人」への認識、その形・意義・動き、と比べると、
いや、比べるべくも無い皮相的な理解でした。
やはり一流の考え方は違う、と驚かされ、そんな縁を持てたことが嬉しくなるご指導でした。

興奮も冷めやらぬ内に初日の練習は終了。
食事の後は合宿の本番、大宴会に突入です。
ここでも嘉道先生を囲むの輪が出来上がり、太気、澤井先生、剣道のお話から、これまた抱腹絶倒でとても書けない話まで、
止まることなく続く。毎晩10時にはお休みになるとの嘉道先生ですが、12時過ぎまでお話戴きました。

有難うございました。
明日も宜しくお願い致します。

尚、今年のボンのイビキの被害者は焼きソバ奉行でした。

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10月21日(土) 伝説の富士合宿(手の陣−その1)    by ハルカゼ

楽しい昼食の後は楽しい(?)昼練習。
ここまではいつもの合宿と同じ。ここから先が、いつもとは違います。

今回の合宿のメインイベント、増田・米沢両氏の練士号の審査があるからです。
お二方を呼んで佐藤先生が練士号審査の意義や審査基準について説明。
緊張の面持ちで聞く両氏。

練士の基準として佐藤先生が挙げたのは「太気の動きが出来ているか否か」。
そしてそれは探手(たんしゅ)を見れば分かる、
ということでまず佐藤先生が例を示したあと両名に実演するように指示。

やや緊張しながらもスムーズに動く両名。
それでも佐藤先生の目には粗が映るのか、幾つかアドバイスの後、
再度トライさせる。
短時間ではあるが、両名の息が上がるのが傍目に良く分かる。
なにはともあれ、審査は無事終了。
審査科目は探手だけ。

これを見ればどれだけ太気が身に付いているのかが分かる、
というだけに佐藤先生の探手は色々な動きが盛り込まれている。
鋭い動きを見せた次の瞬間には放鬆(ほうしょう)されており、
動作の継ぎ目が殆ど見当たらない。
構えた時点で様々な変化の可能性を秘めている。

そして、何より強調されていたのは手の陣(人)。
蹴りへの反応を例にとってどこで変化するかについて増田・米沢両練士を前に立てて解説。
『言の葉』の中で、一昨年の“太気祭り”の際に岩間先生と行った示技についてコメントがあった。
本の中でも、岩間先生の手の位置を絶賛されていたが、どこが素晴らしいのか実演を交えて指導。

なぜ岩間先生のような陣(人)を築くのが難しいかを、袋竹刀を取り出して示される。

おお!そういう事だったんですね!!
いや、納得してみましたが出来ません!
ただ、何が大切なのかは(何となくですが)感じはわかって来ました。
また課題が出来たハルカゼ、これからの稽古に張りが出てきました。

その後、手の陣(人)についての感覚を練る相対練習を何度か相手を変えながらやって、合宿第一日目の稽古は終了しました。
(つづく)

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10月21日(土) 伝説の富士合宿(序章−2)    by ハルカゼ

11時過ぎから三々五々に集まり、樹海に入る。皆思い思いの場所を見つけて禅を組む。

ハルカゼは今回で合宿参加は7回目だが、いつ来ても樹海の持つ気場とでも言うべきものに圧倒される。
この大自然の中で禅を組むと、自分の日々の悩みなど、本当にちっぽけなものに感じられて来る。

数十分経過したところで、高木先生より集合がかかり、合宿恒例の試声(しせい)の稽古が始まる。
声を出すことを通じて身体の力を引き出す稽古だが、平素は住宅街では行うのがはばかられるだけに合宿は絶好のチャンス。

試声のあとは、これまた合宿恒例の独立椿(=片足禅)。
昨年は合宿一ヶ月前に膝を負傷して殆ど出来なかったが、今回は!と思って臨む。
が、これはポジショニング失敗。
大揺れする「常連さん」二人に視界崩されケンケンで方向換えたが、これが原因でバランス崩し地獄を見る。
ボンが「頼むから(粘らねーで)潔く死んで(=足つけて)くれ!」と絶叫。

片足禅が終了し、ようやっと昼飯のバーベキューにありつけることに。
全員で一気に取り掛かる。

今年は和牛の薄切りとオージー厚切り肉の漬け込み。
和牛が美味いのは当たり前なんだが、高木先生が塊で買って来て、
4時間以上かけて切り落として漬け込んだというオージー牛がやたらとうまい!本当にあっという間に無くなりました。

焼肉大臣として腕を振るったハルカゼですが、ワシは単なる前座。
今年も主役は焼きソバ奉行こと、Wさん。
そのヘラ捌きはには佐藤先生も注目してたとか。

・・・というわけで楽しく昼食を取ったあとは、昼練習が待っています。
(つづく)

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10月21日(土) 伝説の富士合宿(序章)    by ハルカゼ

やってきました10月21日。
もう、何ヶ月も前から楽しみにしていた恒例の秋季合宿の始まりであります。
今回は高木先生のご尽力によって、あの佐藤嘉道先生をお招きしての合宿。
こりゃもうね、盛り上がらないわけは無いんタヨ、キミダチィ!

ハルカゼ一家、そして研修で栃木に来ているボンは5:00AMに栃木を出発、
するはずが、ボン、眠れなかったとかで20分遅刻。
相変わらずです。

それでも、ハルカゼの華麗なるドライビングテクニックが炸裂し、集合場所の新宿へは時間通りに到着。
佐藤先生・高木塾長、そして塾生の皆さんにご挨拶。

合宿隊長(?)Uさんの弟分・U君の運転でほぼ時間通りにバスは発車。
秋の行楽シーズンとあって、ところどころ渋滞するも、天候も良好で気分爽快。

談合坂PAで朝食にザル蕎麦を食べ終えると、皆さんより一足先にハルカゼ号は出発。
河口湖ホテルに泊まっているスウェーデンの客人ESKOさんをピックアップするためだ。

なんとか約束の時刻に河口湖ホテルに到着、ピックアップする。
ESKOさんはマーシャル先生が主催するスウェーデンの養心拳の門下生。
車中での話題は専ら武道に関すること。

米国に駐在経験のあるボンはモチロン、
ハルカゼも多少は英語が分かるので色々と彼の地の太気拳事情を聞いてみたりしている内に宿舎に到着。
部屋割りを決めて着替えて練習開始、と相成った。

(つづく)

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