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7月15日(日) カレンバッチ先生祭り − その2 by
ハルカゼ
道場に戻ると、すでに結構な数の塾生が立禅を組んでいる。
参拝合流組も早速着替えて、立禅を組む。ややあって、カレンバッチ先生(以下バッハ先生)登場。
拍手でお迎えする。
まずはバッハ先生よりのご挨拶、
そしてご自身の半生と、そこから紡ぎ出された武道哲学について語られる。
日本での修行。
極真会、講道館、居合い・杖道の修行、そして人生を決定する事となる、澤井先生との出会い・・・。
老人とは思えぬ身のこなし、風貌を見て、強烈な興味を抱いたと言う。
一世を風靡するが如く最強を誇った欧州のサムライと、孤高の古武士の邂逅。
促されて澤井先生を掴んだた若き日のバッハ先生は、いとも簡単に崩され、驚愕したと言う。
「君はいい身体をしている。動きも悪くない。しかし、強過ぎるんだ」と静かに語る澤井先生に言葉に、若き日のバッハ先生は困惑した。
なぜ、強い事がいけないのか?強さあっての空手、ではないのだろうか。
「君は強過ぎる!」という言葉と向き合い葛藤する中で、
どんどんと自分の内面が変化して行った、と先生は語り、稽古が始まる。
立禅から揺、探手を実演される。
100キロをゆうに超える巨体が、羽毛の如く軽く舞い、力を発し、伏しては立ち上がる。
実に優雅だ。これが65歳を迎え、100キロの巨体を持つ者の動きであろうか・・・。
探手を終え「誰か私に探手を見せてくれないか」と一言。
あれを見た後、誰が出来よう?果たして誰も手を挙げられなかった。勿論私もだが。
「OK!では皆でやろうじゃないか」との救いの一言が入る。
皆、安堵の表情。勿論、「皆」の中に私・ハルカゼが混じっているのは言うまでもない。
人数が多過ぎるので、二手に分かれて探手。
時折「ゆったりと」「前へ!」「開閉!」「低い体勢で!」などと指示を出される。
特に発勁については「エモーション(感情・情動)を表現すること。
細かいテクニックにこだわるな!No emotion, No Hakkei (感情をこめない発勁はだめだ!)」と印象に残るお話をされた。
その後、ペアを組んでの探手や逆手を稽古。
山形から来ていた銀角(銀閣?)ことYSさんが良い動きを見せていたためか、
逆手の稽古の見本でバッハ先生のお相手を務める。
立派な体格をしたYさんだが、バッハ先生と組むと小柄に見える。
この方も空手の指導員をされていたというが、バッハ先生の存在感と動きには終始圧倒されていた様子。
特別稽古は一時間ほどで終了。
もちろん稽古の後は、先生を囲んでの懇親会となる。
誰もが皆、伝説のカレンバッチ先生に会えた感動の余韻に浸って幸せそうである。
小山の支部塾生も、いつの間にやら皆さんの輪の中に入れて頂いている。
富山同好会代表の破戒僧ことKさんなどは、半紙と墨汁を取出し、和風サインを頂く準備までしているではないか。
「ハルカゼさんの分の半紙もあります」とは嬉しいお言葉。
お言葉に甘え、私も和風サインを頂戴する。いやいやミーハーだね、俺も。
でも、これも家宝にするざんす♪集合写真も撮ったし、先生のご家族とウチの一家の写真も撮った。満足満足。
楽しい時間は瞬く間に過ぎ去り、バッハ先生が帰られる時刻に。
と、高木先生が母屋に走る。戻ってきた塾長が持ってきたのは、神棚。プレゼントである。
神棚を受け取ったバッハ先生、神殿の戸を開き、我々に向ける。
「みなさん、これで魂が神殿に入りました。皆さんのスピリットです」と一言。
「武道は強い弱いではない。魂を磨くことです」と続け、再びの大拍手の中、道場を後にされた。

本当に良い一日だったな。
カレンバッチ先生、このような機会を与えて下さった高木先生、そして塾生の皆さん、どうも有難うございました!
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