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4月9日(水) 足腰の安定    by キチ右衛

早くも新年度。
今夜も稽古場移動です。

桜のなかりせば 春の心は のどけからまし。
なますてー、キチ右衛です。

まずは、師兄 Tさん、Uさん、Iさんの昇段を高田馬場より、心からお祝い申しあげます。

さて、本日のテーマは、先月に引き続き「差し」。
先月は定歩でしたが、今月からは活歩。これだけで難度倍増。
しかも、本日は昇段の際に、佐藤嘉道先生よりうかがったお話しの反映された注意点も加わりました。
倍率ドン、さらに倍。難度100倍どころではありません。

その注意点とは。
「差し」た後に気をつけること、一点。途端に足下が覚束なくなりました。
「差し」た後、寄り身するときに気をつけること、一点。
それでも、相撲でいうと「アゴが上がった」状態になってしまいます。
これはすなわち、佐藤先生のおっしゃる「足腰の安定」には ほど遠い、ということです。
とはいえ、高木先生のように、映画1本見ながら「這い」は、気力・体力ともにきわめて困難です。

正直3倍速でも、ちょっと…。
とりあえずは、立禅借金完済から(ノルマ低すぎ)。。

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4月7日(日) 練士昇段祝賀会 〜素晴らしき“時”〜    by ハルカゼ

いつもどおり支部の稽古を終えて昼食を摂り、用事を済ませて一休みした後、宇都宮線で一路東京に向かう。
向かうは御徒町の中華料理店。

このたび、至誠塾から3人の練士五段が誕生した。
本部の谷口先輩、少年部師範の浮中先輩、名古屋支部長の石黒先輩のお三方がこのたび昇段された。
今日はその祝賀会。

時間ぎりぎりに到着するが主賓3名と高木先生はまだ到着せず、安堵する。

お三方は練士となるにあたって佐藤嘉道先生宅にて試験を受け、
免状とお言葉を頂くために茨城県結城市まで先生とともに出掛けられている。
しばし歓談して待つ。

しばらくして練士3名が到着。
大きな拍手に包まれて入場する。
残念なことに、石黒支部長は電車の時刻の関係で顔見せだけで退場される。

至誠塾黒帯会の米沢会長による発声で乾杯。

再び歓談タイム。
谷口先輩が私の隣の席に着座され、開口一番、「いやぁ、いい話を伺ってきたよ。真説・空手バカ一代だ」と語り、
とても活字に出来ない事まで含めて、武の昭和史に関して佐藤先生から伺ったお話を披露された。

勿論、練士認定の試験、そして技術論など素晴らしいお話がそれこそてんこ盛り。
これでもかというくらい濃密な時を過ごされたことがビンビン伝わってきた。

佐藤先生と共有した時間の素晴らしさ、そしてそのお話や稽古のレベルの高さについて、
高木先生も興奮気味に語られていたことが印象的だった。

「三人とも探手を披露したのだけど、それが本当に素晴らしい出来で、俺は“嘉道先生、どうですか!”という誇らしい気分だった。
でもね、その後で嘉道先生が披露された動きを見て、まだまだ三人とも完成にはほど遠い。
“伸び代”があるんだな、と嬉しい気分になったよ。
佐藤先生ご自身が、一昨年の合宿よりさらに素晴らしい動きをされているんだよ!」

どれだけ素晴らしい時間だったのか我々は察するしかないのだが、
感動が新鮮なうちにそれに触れることが出来る我々も幸運だ。

宴の終わりにお二方の口上があった。
太気拳との出会いと想い、練士としての抱負などなど、今日の日に至るまでの歴史がつまった含蓄のあるお話だった。
彼らの熱い想いがひしひしと伝わって来たのだろう。
皆、目が輝いていた。

具体的な話はここでは書かない。
我々が感動を幾分なりとも共有できたことだけが伝われば、それで良い。死体を解剖しても、生命は見えてこない。
同様に、彼らの修行のプロセスや、佐藤先生と過ごされた時を文字に起こしたところで、単なる情報になるだけである。

共有した我々だけが、生命の鼓動を感じとることが出来たわけで、
その幸せを胸に秘め、そしていつの日か自分が今日、先輩方の立ったところに立てる日を夢見て稽古に励むのみである。

この素晴らしき“時”を共有できたことに、感謝いたします。

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3月27日(木) 春宵一刻千金    by キチ右衛

暖かくなりました。先週はお中日でした、暑さ寒さも彼岸まで。
なますてー、キチ右衛です。

花も盛り、酔客がそちこちに、ということで練習場所を移動です。トラの群には、かないませんから。
8時過ぎにおいでの方、休みではありませんので、ご注意下さい。

まずは、Oさんによる久々の‘O学校’。
科目は「スタンス」。
軽快な足捌きと丁寧な説明、ほんとうに勉強になります。 

次いで、本日のテーマ、「差し手」(ここから高木先生のご指導)。
これは、太気拳の表看板の一つといえる技法ですが、組手などで目にすることは、意外と少ないように思われます。
なーんでか。
答え=難しいから。

そこで難度をさげるため、条件を限定しての練習となります。
以下のとおり。

1.攻撃設定は顔面正拳突き。でも攻撃側は動かない。突き終わった体勢で待つ。
2.防御側は右なら右で片方だけ練習。定歩。手は差し込むのではなく、振り上げる。

これだけ親切な設定でも、ワタクシメのごときボンクラには、なお難しい。
なぜなら。おもな注意点だけでも以下のとおり。

1.回避動作なのだが、避けすぎてはダメ。
2.腕で防御するのだが、ゴツンと当ててはダメ。
3.手は遠くに伸ばすように。でも体をねじってはダメ。
4.顔が肩に隠れるようにするが、肩をすくめてはダメ。俯いてもダメ。目線は相手に。

これで上記の限定を解除したら、どうなってしまうのか。気が遠くなりそうです。
高木先生曰く、「差し手ってこんなものなんだ、と思っていただければ、それで今日は十分です」。
千里の道も一歩から、そう思うことに。今から千里…。羽根賜べ若王子。

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3月5日(水) 大きくふりかぶって    by キチ右衛

3月になりました。♪春は名のみの 風の寒さや。
なますてー、キチ右衛です。

風は強い、花粉は多いと、かなりの悪環境で20名を越す参加者が。
すごいというより、もはや空恐ろしい、と申しあげたくなる程です。
本日は、太気拳の はじまりにしておわり である立禅から。
本日指導をいただいた留意点を(敢えて)意拳風に申しあげると、「抜水試力の意念をもって」でしょうか。
さらに、このとき「なるべく大きく」というご指導をいただきました。
ついで、上記の感覚を活かして、先月からのテーマである打拳(より正確には掌打)の練習へ。
1ヶ月もたつと、さすがに皆さん上手に動かれます。

が、ここで先生から「上手に動かないでください(!)。
もっと大きく振り回して」というご指導が。
「大きく」。これはなにも武道に限ったことではなく、初心のうちはとりわけ、
おおらかにのびやかに動くことが求められるのではないでしょうか。
しばしば‘たとえ’として話される、松坂大輔選手をはじめ「本格派」と呼ばれる投手たちのピッチング フォームのように。
「小さくまとまってどうする!」ということでしょうか。
小心者の小市民であるワタクシメには、なかなか…。

もう少し、暖かくなったら、のびのびとするかしら。
(寒さは関係あらへんやろ〜@大木こだま)。

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3月1日(土) 災い転じて    by ハルカゼ

どうも。正月以来、久々の投稿で御座います。

新居へ移るためのいろいろな雑事があったため、今日は少年部指導をお休みし中年部、もとい成年部(=太気拳)から参加。

稽古に入る前に、新規入門者のお二人の紹介、そして通称“チン念さん”ことKさんの目録への昇段の発表が行われた。

このKさん、世間一般で言う武道家や格闘家タイプではなく、小柄で人の良い、いわば“和み系”キャラで皆に親しまれている塾生だ。
彼が至誠塾に入門して6年が経つが、色々紆余曲折があって太気拳を始めたとか。

先生に「では、昇段して一言」と促されて発した一言は、「あ、ありがとうございました」の本当にたった一言。
「ホントに一言かい!」と皆も思っただろうが、この一言に万感の思いが込められていた、ということにしておきましょう。

さて、本日の指導ですが、今回も「打拳」です。
引っ張り、重心移動など打拳に大切な様々な要素が実技とともに語られ、大変に濃い内容。

先生も怪我が完治には程遠い状態なのに、素晴らしい動きを披露される。
いや、むしろ怪我をされているがゆえに、と言ったほうが良いかもしれない。

何でも先生によれば、近代武道界屈指の名人と言われる某有名武道家も、怪我をきっかけに名人への道を歩まれたとか。

年末に怪我をされてから、先生は太気拳について改めて考究されたという。
今日のあの動きはその成果ではなかろうか。
災い転じて福となす、の諺ではないが、これを機にまたさらなる飛躍を遂げられるのでは、と感じた。

順風満帆、というのも良いだろう。
しかし先生にしても冒頭のチン念さんにしても、挫折や曲折の後に更なる飛躍を遂げている。
そして、後者の方が喜びは大きいのではないだろうか。

生意気ながら、そんなことをフト感じた次第です。

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2月15日(水) ひっぱりパンチ    by キチ右衛

ひさかたぶりの、高木先生の稽古です。
昨夜よりはマシ、と先生はおっしゃいます。が、寒い。
男子たるもの、暑いの寒いの滑ったの転んだの言うな、とは まことにごもっともなれど、寒いものは寒い。
寒いときには、これ。「腕回し練り」。
まなすてー、キチ右衛です。

まずは「腕回し練り」。
でも、単なるウォーミング・アップではありません。
本日のテーマである「打拳」に直結しています。
本日も、重要なポイントは、もちろんてんこ盛りですが、(例によって)絞りに絞ります。
拳法でなくても、押すパンチは効かない、とは しばしば耳にするところです。
では、どうするか。そうです。“押してもダメなら、引いてみな。”です。

では、何をどう引くのか。
稽古に来て…と申しあげるのもマンネリですね。
手は無論のこと、腕も肘も肩も足も膝も腿も頭も尻尾も、ひっぱるのです、ゴムをひっぱるように。
ご理解いただけましたでしょうか。

いつまでたっても理解できないワタクシメ、それでも寒空の下、
子どものようにメッタヤタラと拳を振り回すのでありました。
とほほ。

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1月27日(日) ブラジル支部練習    by ボン

目覚ましの音で起きたら、先ずは体調確認。
喉の痛みは相変わらずだが、それ以外は左程悪くは無い。
よって入念に柔軟をしてから部屋の中で立禅。それから軽く飯を食って、いざ練習。

会場は前回も使ったイビラプエラ公園。
日曜だけに人出も多いが、静かな所も多く、樹木も多くて気持ちが良い。
参加者は福島支部長、ジョゼ君、今日が2回目のエドワルド君とボン。

今日の練習は推手、福島支部長十八番の短刀捕り、接触してからの手の反応と歩法、発力など、
「宿題」は各自家でやってきてることが前提のもの。
ホテルで練習しといてよかった。

短刀捕りはボンも好きな練習だが、バスバスと腹を突かれる。
しかも固めの木の棒を使っており、脂肪重装備の腹とはいえ結構痛い(ホテルで見たらアザだらけ)。

とはいえ、マイアミで1人のボンにとっては、今日のお題は全て貴重な対人練習の機会だ。
兎に角回数をこなしたいから積極的にやる。
あー、でも喉は痛いし、鼻水が止まらんよお、キミィ。

福島支部長と推手、反応の練習で常に「肩の力を抜け。力みを抜け」と繰り返し指摘を受ける。
とはいえ、圧力や力が尋常でない福島支部長と相対すると、どうしても力みが抜けない。
練習を撮影したビデオを後で見たら、福島支部長は体格的には正味ボンの半分しかない。
ということは、単純な筋力や骨格力で勝負している訳がない。

赴任以来「力みを抜いた禅」を心掛けていましたが、
高木先生の「太気拳で挑む」にある「動きは立禅の100倍 x 100倍 x 100倍で100万倍難しい」の通りで、動くと本性が出ます。

そういえば、年末帰った時も高木先生との推手もそうだった。
また掌打合わせからの捌きでは、先生に手を触れられた瞬間、力んで固まってしまった。
毎回「キャン!」で終わるのも当然です。
動きの中で力みを抜く、がこれからのお題です。

そんなこんなで練習終了。
今回も非常に充実したブラジル滞在でした。

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1月26日(土) ブラジル支部演武会    by ボン

そんなこんなで何とかサンパウロ空港に到着。福島支部長と知人のMさんが迎えに来てくれる。
12月の初め以来のご無沙汰ですが、2人とも元気そうで何よりです。
Mさんは太気とは関係ないが、福島支部長の知り合いで、ボンの初めての渡伯以来の付き合いをさせて貰っている。
こうして来て戴けるとは、本当に有り難いことです。

会場近くのホテルに荷物を入れ、ジョゼ君も合流して昼飯、その後で会場の下見に向かう。

てっきり屋内での演武だと思ってましたが、屋外の本格的なでかいステージが会場。
他にも中国拳法団体が沢山参加するとの由。
写真での人との対比でその大きさが分かると思います。

太気拳至誠塾の名前でやる演武。
体調を理由に恥ずかしい真似はできない。
よし、やるぞ!と気合を入れました。

なんてのは嘘です。

意気込んでも背丈以上のことなんて出来る訳がない。
プレッシャーに弱いボン(高木先生 評)としては、
意気込まずに自然体で臨むことこそがベスト。
よって力みを抜いて立禅をしながら会場の裏で出番待ち。
福島支部長はジョゼ君とのナイフ捕り練習。相変わらず素早いなあ。

予定は16時半からでしたが、大幅に遅れた他の団体の演武が終わった後、
何故か素人のど自慢&かくし芸大会(1等商品はテレビ)が始まる。

おいおい、俺達の演武はどーなっとんじゃい、( ゚д゚)ゴルァ!

なーんて怒っても始まらない。
赴任から1年以上経過して中南米の在り方にもすっかり慣れたもんです。
「出番が来たら呼んでね♪」とまったりとした気持ちで、立禅や探手をして出番を待つことにする。

そうこうしてると突然壇上へ、と呼ばれ福島支部長、ジョゼ君、ボンの3名で舞台へ登場。
お、結構いるぞ。この広場で1,000人は楽にいるとみた。
緊張は一切無く、自分のやることをやるのみ、と楽な気持ちで福島支部長の開始の合図を待つ。

福島支部長の手がゆっくりと挙がり、立禅開始。
そして定歩の開合試力、這い、平推試力と活歩の平推試力とこなして気を入れる。

ここからは動きのある演武へと移る。
福島支部長とジョゼ君のナイフ捕り、ボンとジョゼ君の蹴りの受け。
一応どっちが攻撃するかは決まっているが、それ以外はアドリブ。
どう対処するかは本人の腕次第でどうにでも変わる。

それから3人で交代で推手と散手。
推手は完全にアドリブ、散手も最初の一手を出す方は決まっているが、他はやはりアドリブ。
最後はボンと福島支部長の散手となる。

前に手合わせした時とは格段にボンの腕前は上がっている筈だが、それは福島支部長とて同じこと。
反応の速さに四苦八苦しながらも、湧き上がる感性のままに動き、そして若干の探手で〆る。

最後に一礼して、太気拳至誠塾ブラジル支部の演武会は終わりました。

兎にも角にもここまで来た仕事はやった、との安堵感で一杯。
運営の人から貰った、日本には有り得ない甘ーい緑茶が美味かったです。

福島支部長曰く「演武会の後で入りたい、ってのが1名、他にも何名か質問が来た」との由。
日本と違って太気拳の名前すら誰も知らないブラジルでは、人目に触れないとどうしようもない。
本当に入るかどうかはさておき、これだけでも万障繰り合わせてブラジルまで来た甲斐があろうってもんです。

良い気分で話題にも花が咲き、夕飯を皆で食い、ホテルに戻りました。

が、直後にとんでもない疲労感に襲われる。
明日は10時からブラジル支部の練習。
朝の立禅はホテルでやっとくから早く寝ないと。
とはいえ、都合つける為にやり残した仕事はあるし…。
結局せっせとホテルで仕事して、日付変更線を大幅に超えてからやっと就寝、となりました。

さあ、明日の体調や如何に? つーか起きられるのか、俺?

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1月18日(金) ブラジルからのメール    by ボン

ペルー出張から戻った1月18日(金)。
ブラジル支部のジョゼ君より14日付けのメールが入っていた。

1月25日(土)に日本人街(実際は殆ど中国人が運営)で、旧正月の祭りがありますが、
至誠塾ブラジル支部に10分間の演武の依頼がありました。
福島先生が「ボンに来て欲しい」と招待しています。

えー、僕ちゃん一応勤め人でして、そんなに直ぐ日程が合わないんでありますが。
しかも「招待」っても自費だし(w

などと一瞬考えたりもしたが、世話になりっぱなしだった福島支部長のお誘いを断っては漢が廃る。
急いで休暇を申請、チケットを予約して、その日の内に参加の旨を返信。
ジョゼ君からは「ホントに来ますか!福島先生も楽しみにしています」との返信がくる。
よーし、魂のメートルが上がってきたぜい。

が、前日にペルーの首都リマの中華街の昼飯に当てられ、悪寒と下痢が止まらない。
しかも翌週は来期予算計画の追い込み、更に悪寒が治ったら今度は喉風邪に苛まれたまま、
24日(金)の夜行便でサンパウロに向かう。

結構ボロボロなボン、演武会はちゃんと出来るのか?

出発前にご報告した高木先生よりの「大きくゆったりと動いて」とのアドバイスを忘れぬよう、
ゆっくり目の練習に、無い時間を割いたが、その成果や如何に?

続きは次回に。

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1月31日(木) 口訣    by キチ右衛

31日。昨夜とは一転して寒いこと寒いこと。
寒風吹きすさぶなか、‘武蔵’ことOさんの代稽古。

テーマは「歩法」。
太気拳に限らず、芸事は何事であれ、ことば で説明することは(不可能に近く)困難です。
これは、その最たるものではないでしょうか。
実際にやってみなければ、無論わかりません。
しかも、やってみても、なかなかわかりません。
もともと鋭敏な手指に比べて、足脚は感覚が大変つかみづらいのです。
そこで、比喩を用いて感覚をつかませるという指導が、しばしば行われます。

ちなみにこの晩、Oさんの用いた比喩を一部抜粋すると、以下の通り。
◇「アイロン」
◇「水飲み鳥」
◇「ジェットコースター」
一読しても、何のことやら、と思われるでしょう。
しかし、これらを体現できれば、ミズスマシのような滑らかで素早い移動(高木先生がまさにそうであるところの)が可能となるのです。
できれば…

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1月30日(水) 三寒四温    by キチ右衛

というには、いくら何でも早すぎる、とは思いはしますが。
雪が降ったり、3月上旬の陽気だったり、日々の寒暖の差に良かった例しのない体調いよいよがおかしくなります。
これも地球…(もう,止しましょう)。
なますてー,キチ右衛です。

30日の参加者、16名。
いくぶん緩んだとはいえ、やはり寒い。そんな寒さをふきとばすTさんの熱血代稽古。
まずはTさんといえば、これ。「扶按試力」から。次いで「神亀出水試力」(ここまで定歩)。

続いて、「腕回し練り」(定歩・活歩)。これは通常行うもののほか、両内回しと両外回しを。
ここで4人ずつ横列になって、両外回しの腕回し練りでダッシュ(前・後)。
「最近、これ(腕回し練り)は早くやらないみたいだから(やりましょう)」と,Tさん。押忍、ごっつあんです。

さらに、この隊列のまま炮拳でダッシュ。
さらにさらに、含胸抜背を用いた受け。
〆は二人組みになって、炮拳を含胸抜背を用いて受ける練習(通称「イー・アル・サン」)を、交互に。
かくもヴァリエーション豊かな稽古が、テンポ良く、開始から終了まで一気呵成に流れて行きました。
何と申しましょうか、『キラキラ星変奏曲』(小中学校の音楽鑑賞で、耳にされた方もおいでかと)のようだと感じました。

本日のポイント…。
え〜、展開の早さに、ついて行くのが精一杯で、そこまで意識が回りませんでした。
せっかくTさんに、要所要所でアドバイスをいただいたにもかかわらず。(聞いてろっつうの)

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1月16日(水) 初雪    by キチ右衛

寒いと思ったら、日付が かわるころから雪に。
それでも、平年より2週間ばかり遅いのだそうです。これも温暖化…以下略。
なますてー。キチ右衛です。

本日は、練士五段 Yさんの代稽古。厳寒のなか、参加者は20名ちょうど。
Yさんの人徳と、皆さんの熱意のあらわれといえましょう。

テーマは、打拳(今回は「前手による直突き」、強いていえば)、栽拳(打拳の一種、あえていえば「ロシアン・フック」)、
ペアによる探手(カレンバッハ先生がおいでになられた際の稽古に参加された方は、ご記憶かと)。

「打拳は太気拳の動きを集約したもの」と、Yさんがおっしゃるとおり、大変に難しいものです。
どうしても、安直にグーを握って振り回してしまいます。
泣いた子どものケンカのようです。我ながら、無様。

「皆さん、だんだん動きが良くなってきましたね」と、
それでも稽古の終盤にYさんから心強い励ましの言葉をいただきました。
有り難いことです。

本日の(絞りに絞った)留意点。
打拳は手で打たない。(申すまでもないことながら、なお)
では、どうやって打つか。体得されたい方は…以下略。

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1月12日(土) 他者から学ぶこと    by ハルカゼ

皆様、明けましておめでとう御座います。本年もよろしくお願いいたします!

今週の柴又は、Uさんの代稽古。
以前も書いたと思うが、少年部の師範でもあるUさんは個人の技量の高さは勿論、「教える」ということに関してもエースで4番。

格闘技者としてはやや小柄な彼の指導稽古は、“動”の修練が多くなる。

立禅と揺、そして準備運動を終えた後、ひたすら各種歩法と相対練習を繰り返す。
合間に説明が入るが、多くの時間は動いて動いて、また動く。

Uさん自身の組手も、とにかく自分から前へ出て先手先手と動き、相手の動きを引き出して行くというもの。
ここが彼の指導から、私が学ばねばならないことだと思う。

大事なのは、強い誰かのスタイルを真似する、というのではなく、
「自分の器」を作るために他の人の良さを学ぶ、ということではないだろうか。

至誠塾の良いところは色々あるが、私にとっては何と言っても人材が豊富なところ。
あらゆる意味で個性的な人間が多く、学ぶところ・考えさせられるところが多々ある。

他者から学ぶことで、自分というものが分かる。
他者にあって自分にないもの、あるいはその逆に他者にない自分の長所、これらを“身を以って”知ることが出来る。

そうそう、指導方法もUさんの良いところを学ばねば!
小山での稽古指導に少しでもフィードバックして行かないとな。

稽古のシメは単推手と双推手。
双推手は肘の古傷再発につき見学したが、とにかく今回も稽古を堪能させて頂きました。

ありがとうございました!!

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1月9日(水) 新春初稽古    by キチ右衛

遅ればせながら、謹んで新年のお祝いを申しあげますとともに、
日誌の更新が滞っておりましたことをお詫び申しあげます。
なますてー、キチ右衛です。

さて、高田馬場平成20年初稽古は、Iさんの代稽古です。
諸先輩方による代稽古は、高木先生のお言葉にもありましたとおり、
ふだんと異なる視点から稽古することができ、非常に有意義と思われます。
この機会を十分に活用しようと考えています。
例年より暖かいとはいえ、冬の夜、ましてお屠蘇気分の抜けやらぬなか、20名ものご参加。頭が下がります。

さて、本日のテーマは「抜水試力」と「扶按試力」(定歩・活歩とも)、次いで「扶按試力」の応用で「前蹴りの受け」でした。
留意点は、例によって山盛りありますが、「前蹴りの受け」についてのみ(かつ、かいつまんで)申しますと、以下2点。
1.「受け」ではあるけど、手で受けない。
2.腹は引っこめるけど、腰は引けない。
これが出来ていないと いかような事態に陥るか、忘年組手に参加された方、思いあたる節があろうかと。(うう、苦いぜ)
手で受けないで、なにで受けるんだよ。
腰引かないで、どう腹を引くんだよ。
かようにお思いの方々、稽古にご参加下さい。

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